「ゴキブリが目の前で…」“地獄絵図”と話題の殺虫剤。開発秘話を聞くと“あえて見せていた”

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2020年09月26日 16:21  女子SPA!

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女子SPA!

写真(画像:ゴキブリワンプッシュプロプラス 80回 Amazon販売ページより)
(画像:ゴキブリワンプッシュプロプラス 80回 Amazon販売ページより)
 先日、ゴキブリ退治の薬剤を使ったところ、ひそんでいたゴキブリが、明るい場所に次々とよろめき出てきて死亡。地獄絵図になったというツイートが話題になりました。

 話題の商品はその名も「ゴキブリワンプッシュプロプラス」。キッチンやリビングの気になるスキマに、このスプレーをワンプッシュすると、奥に生息しているゴキブリが姿を現し、目の前で駆除ができるとのことです。

 その抜群の効果で、Amazonレビューでは高評価(地獄絵図レビュー)を獲得しており、「商品をワンプッシュして外出。帰宅したら、家のいたるところでゴキブリが死んでいた」「ハッピーエンドのホラー」等、高評価ゆえに目を塞ぎたくなる、コメントが並んでいます。

 これは、すごい…。試したいけど、怖い!! 目の前でゴキブリに死なれるのも困る!! なんでこっそり死んでくれないの!? ということで、製造元であるフマキラーに直撃。マーケティング部の戸村彰さんに話を聞いてきました。

◆なぜゴキブリが目の前に出てきて死ぬようにしたのか

――ワンプッシュするだけで、ゴキブリが目の前に出てきて死ぬという、キョウレツな商品を開発した経緯を教えてください。

戸村さん(以下、戸村)「ゴキブリを駆除する商品は、大きく4つのタイプに分けられます。1つ目は、ゴキブリに直接かける『スプレー式』。2つ目は、粘着のりがついた『粘着式捕獲器』。3つ目は薬剤を含む煙を部屋に充満させる『くん煙(えん)剤』。4つ目は、ホウ酸団子のように餌に薬剤を入れた『ベイト剤』です。

 家庭の状況や使う場所によって、商品を使い分けていただいていると思うのですが、これらには全てメリットとデメリットがあります」

――どれも使ったことがありますが、それぞれにデメリットがあったんですね。

戸村「はい。まず、『スプレー式』ですが、これはゴキブリに直接かけるだけで、確実にゴキブリが退治できるのですが、使用後はどうしても床が薬剤でベタついてしまいます。そして、『粘着式捕獲器』は、置くだけでOKと手間がかからない一方で、『踏んでしまいそう・邪魔』という声をよく聞きます。

 ホウ酸団子のような『ベイト剤』は、ちゃんとゴキブリが食べているのか、死んでいるのか効果が実感しにくく、『くん煙剤』は使用中に、ペットや住人が室内にいられず、家電や食器などをビニールなどで覆う必要があるなど、手間がかかります」

――こうして聞くと、どのタイプの商品も一長一短だったんですね。

戸村「このような、お客様の声をたくさん集めて、新しく考えた商品が『ゴキブリワンプッシュプロプラス』です。ゴキブリに効果抜群の薬剤なのですが、ワンプッシュするだけなので、床もベタつきませんし、事前の準備もいりません。さらに置き場所に困ることもありません」

◆『ゴキブリの死骸を見たくない』と答えたのは35%、残りの人は…

――たしかに、それはよくわかるのですが、ゴキブリが出てきて目の前で死なれるのが恐怖です……。

戸村「そのような声もよく聞きます。弊社では『駆除したゴキブリの死骸を見たいか』というアンケートをとったことがあるのですが、約35%の方が『見たくない』と答えました」

――ええ!!?? ちょっとまってください! ということは、65%の人が『ゴキブリの死骸を見たい』と答えたんですか!!??

戸村「そうです。正確には『見たくないけど、見たい』という回答でしょうか。というのも、せっかく薬剤等でゴキブリを駆除しても、人知れず家の中で死なれていては困るからです。さらには、本当に駆除できているのか、目で見て安心したい、という声も多く集まりました」

――なるほど…。死骸を見るのは嫌ですが、人知れず家の中で死なれているのはもっと嫌です。

戸村「ですよね。気持ち的な面で嫌というのはもちろんですが、家のどこかにゴキブリの死骸があるというのは、衛生面でも問題があります。ですから、弊社では『フラッシング効果』という、あえて人前まで追い出す効果のある、商品にしたのです」

――あえての人前、だったのですね。そう考えると怖いけど納得します。

◆「ゴキブリワンプッシュプロプラス」の効果的な使い方

――使う場所など、「ゴキブリワンプッシュプロプラス」の効果的な使用方法があれば教えてください。

戸村「ゴキブリが多く潜んでいるとされる、冷蔵庫や洗濯機、家具の裏の隙間に、ワンプッシュすることをオススメします。お出かけ前に使用していただき、1時間後ぐらいに帰ってきていただくと、より効果が実感できると思います」

――効果抜群だからこそ、帰宅後にゴキブリが家のあちこちで死んでいるかと思うと怖いです。どう始末すればよいでしょうか…。

戸村「ここはもう、意を決してティッシュで包んで片付けてください。薬剤によるベタつきはないので、そのあとに拭き取る必要はありません。ゴキブリの死骸があった場所、ということで気になるようでしたら、拭き取りや消毒を行ってください。

 駆除後も約1ヶ月間は効果が続くので、定期的に使用すればゴキブリの住みつきを防ぐことができますよ」

◆凍らせることで話題の「ゴキブリ超凍止ジェット」

――フマキラーの商品には、他にも「ゴキブリ超凍止ジェット」という、凍らせるタイプの商品もあり、気になっています。

戸村「ありがとうございます。これは先ほど説明した『スプレー式』の商品で、薬剤が入っておらず、ゴキブリを凍らせて動きを止める、というものになります。薬剤を使っていない商品なので、使用後のベタつきもありません。

 また、ゴキブリをその場にくぎづけにする成分を配合しています。噴霧するとゴキブリの動きが鈍くなるため、冷気をゴキブリに当てやすくなります」

――薬剤が入っていないので、ペットや子供がいても安心して使えそうですね。

戸村「市販の殺虫剤に含まれる薬剤は、基本的にはペットやお子様がいるご家庭で使用しても、安全性が高い作りにはなっています。ただし、そうはいっても薬剤の使用をためらう、という方が多いのも事実です。

 薬剤なしということで、ペットやお子様のいるご家庭でも、もちろんですが、キッチンなど食べ物を扱う場所でも、安心してお使いいただけますよ」

――個人的な「イメージ」なのですが、ゴキブリを凍らせた後、溶けたときにまた動き出すことはないのでしょうか。

戸村「あります。ゴキブリが凍っている間に、たたく、ポリ袋に入れて密閉するなどの方法で、ゴキブリを殺してください」

――最後まできっちり仕留めるのが大事なんですね。肝に銘じます。

◆コロナ禍で、殺虫剤市場に変化アリ

――コロナ禍で、殺虫剤の売れ行きやトレンドは変化していますか?

戸村「殺虫剤の売れ行きは好調です。その主な要因としては、換気をすることで、虫が室内に入ってきやすくなったこと・家で食事をする機会が増え、生ゴミが増えたことで虫が発生しやすくなったこと・DIYやガーデニングを楽しむ人が増えたことがあげられます。

 ゴキブリ用だけではなく、アリ用の商品や網戸用の虫よけ商品などもよく売れています」

――テレワークなど、自宅にいる時間が増えたことで、ゴミが増えて虫が気になるようになりました。

戸村「ゴミもそうですが、単純に、自宅にいる時間が増えたことで、虫との接触頻度が増えた方が多いと思います。それにより、今まで気がつかなかった虫たちに気づいてしまったのだと思います。

 ですので、自宅にいる虫を駆除する商品の売り上げが伸びる一方で、外出自粛期間は、肌に塗るタイプの虫よけ剤の売り上げは伸び悩みました。解除後は、順調に売り上げを戻してきています」

――生活の変化に合わせて、商品の需要も変わってきているんですね。
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 Amazonレビューを見て、その効き目ゆえに、恐怖で震え上がっていた「ゴキブリワンプッシュプロプラス」ですが、この機会に思いきって使用してみようと思いました。使用者の声を、商品に確実に反映させていくフマキラーさんの技術に驚きです。

<文/瀧戸詠未>

【瀧戸詠未】
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。

このニュースに関するつぶやき

  • ゴキブリは死ぬ直前に卵カプセル?を分離して孵化した子供が死骸を食べて成長すると言うから冷蔵庫の裏や下で死なれたらねɽ�����Ĥ�����見える場所なら確実に駆除出来るし���ޤ���
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  • ゴキってたしか仲間の死体食べて生きながらえたりするからコソッと死なれるよりは死体回収出来たほうが今後のためによっぽどいい。 https://mixi.at/aeWI1Ah
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