「思いくみ取ってくれた」=原告ら喜びと安堵―福島原発避難訴訟

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2020年10月01日 07:31  時事通信社

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時事通信社

 東京電力福島第1原発事故に対する国の責任が問われた集団訴訟で、初の高裁判断が示された。30日の仙台高裁判決は規制権限の行使を怠った国の姿勢を厳しく批判し、賠償額を大幅に引き上げた。事故で古里を奪われた原告らは、「明確に国を断罪した」と判決を評価し、喜びの声を上げた。

 午後2時すぎ、国の責任を一審より重く認める判決要旨を裁判長が読み終えると、法廷内では原告らの拍手と「よしっ」という声が上がった。

 「再び国を断罪」「被害救済前進」。高裁正門前で判決後、内容を伝える垂れ幕が掲げられると、待機していた原告や支援者から大きな歓声が湧き起こった。鳴りやまない拍手の中、あいさつした原告団長の中島孝さん(64)は「国の責任を明確に断罪した。国民がどれだけ苦しんでも言い逃れをしてきた国を、厳しく追い込んだ判決だ」と語気を強めた。

 原告で福島市の農家菅野智さん(68)は「事故からもうすぐ10年。本当に長かった。高裁が被害の状況をくみ取ってくれてほっとしている」と安堵(あんど)した。

 仙台市内で開かれた記者会見には、原告ら約200人が参加。福島県須賀川市の農家、樽川和也さん(45)は「判決を聞いて心のもやもやが消えた。国や東電は事故を起こした責任をこれまで取ろうとして来なかった。そういうことが許される国であってはいけないと思ってきた」と声を震わせた。

 弁護団事務局長の馬奈木厳太郎弁護士は「皆さんの思いがぎっしり詰まった判決。勝利したことを喜びたい」と語り、「一日も早い救済を」と国と東電に上告見送りを求めた。 

このニュースに関するつぶやき

  • 事故が起きたら致命的になるような施設は、テクノロジーとは言えない。テクノロジーとは事故を容認する事によって進歩出来るからだ。ゆえに原発がテクノロジーと思ってる人は学問がない。
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  • 日本国民に放射能を浴びせた民主党、菅直人、枝野幸男の罪は重い。 https://mixi.at/ag9HYg8
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