予算要求、コロナ関連精査=財政規律の緩み懸念―財務省

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2020年10月01日 09:01  時事通信社

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時事通信社

 2021年度予算の概算要求では、新型コロナウイルス対策費の多くが具体的な金額を示さない「事項要求」となった。詳細は12月にかけての予算編成の過程で詰めるが、コロナ対策は巨額に達する可能性がある。財政規律の緩みを懸念する財務省は、コロナ対策に便乗した無駄な要求がないか精査する構え。

 財務省は例年8月末に概算要求を締め切る。今年はコロナ感染拡大防止を優先するため1カ月延期した。12月下旬には予算案を固める必要があるため、予算編成にかける時間は例年よりも短い。コロナ収束は見通せないが、財務省は各省庁と折衝を重ね大量の事項要求を精査することになる。

 財務省が警戒するのは、上限を設けず別枠で要求できるコロナ関連予算に有効性が乏しい事業が含まれるケースだ。過去に認められなかった予算要求がコロナ対策の名目で紛れ込んでいないかも調べる必要がある。同省関係者は「コロナ対策が隠れみのになっていないか見極める」と目を光らせる。

 20年度予算は、2度の大型補正予算を組んだことで、一般会計歳出の総額が160.3兆円に膨らんでいる。財源として90.2兆円の国債を発行し、年度末の国債残高は964兆円と空前の規模に積み上がる見込み。コロナ対策は喫緊の課題とはいえ、財務省は際限なく歳出が膨張する事態は避けたい考えだ。

 一方、菅義偉政権は前政権と同様、「経済再生なくして財政健全化なし」の基本方針を掲げる。コロナ禍で景気は落ち込んでおり、歳出増加の圧力は収まる気配がない。「新型コロナという見通しが見えないものもあるが、質の高い予算をつくりたい」(麻生太郎財務相)とする政府の姿勢が問われている。 

このニュースに関するつぶやき

  • 混乱期なのでチェックをしっかりして欲しいものです。
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  • 景気を上げていかないとなぁ。税収を上げるには企業の業績が上がる必要があるしなぁ。もう大丈夫って思える必要があるのかなぁ。
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