メルセデス・ベンツ、4ドアクーペの先駆者『CLS』を改良。MBUX導入と先進安全運転支援を充実

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2020年10月01日 13:01  AUTOSPORT web

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メルセデス・ベンツ『CLS』が一部改良を受け、対話型インフォテインメントシステム“MBUX”を標準装備
流麗でダイナミックなクーペスタイルと、サルーンの快適性と機能性を融合した“4ドアクーペ”という新しいセグメントを創出したトレンドセッター、メルセデス・ベンツ『CLS』が一部改良を受け、対話型インフォテインメントシステム“MBUX”を標準装備。さらに最新の安全運転支援システムにもアップデートを受け、9月28日より発売開始となっている。

 この2代目『メルセデス・ベンツ CLS』は、ジャンルを開拓した先代モデルに続き、前傾したフロントエンドや低い位置に設けられた幅の広いヘッドライト、Sensual Purity(官能的純粋)というデザインの基本思想に基づき、ラインやエッジを大幅に削減した輪郭など、メルセデス・ベンツの新しいデザイン語法を初めて採用したデザインコンシャスなモデルとなっている。

 日本市場で用意されるパワートレインは2種類を基本に、AMGモデルの“Mercedes-AMG CLS53 4MATIC+”を含む3グレードが用意される。

 量販グレードとなる“CLS220d スポーツ”には、最高出力194PS、最大トルク400Nmを発生する2リッター直列4気筒BlueTECを搭載。一方、ガソリン仕様の“CLS450 4MATICスポーツ”に搭載されるM256エンジンには、バランスに優れコンパクトな新型直列6気筒エンジン(367PS/500Nm)とISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、そして48Vボルト電気システムなどの新技術を採用し、高効率、快適性、高性能化を同時に実現したパワートレインとなっている。

 そのCLSに施された今回の改良では、自然対話式音声認識機能を備えた対話型インフォテインメントシステム“MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)”をついに標準装備化。特定のユーザーに適応する個別対応能力を備え、すでにおなじみとなった「Hi,Mercedes(ハイ、メルセデス)」をキーワードとして起動し、多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、空調や各種ヒーター、照明など多様な便利機能の音声操作に対応している。

 また、メルセデスが誇る“インテリジェントドライブ”でも、旗艦の『Sクラス』と同等となる最新世代の運転支援システムが標準装備となり、機能強化として採用されたアクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)は、フロントの長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを使って対向車を検知。対向車線を横切って右折しようとする際に、対向車線を直進してくるクルマと衝突する危険がある場合は、通常の車速範囲内であれば自動ブレーキが作動する。

 さらに停車時にドアを開ける際、後方から障害物が迫っている場合の警告機能も新たに採用。時速2km以上で後方から歩行者や自転車、自動車などが近づいている場合、ドアミラー外側にある警告表示灯が赤く点灯し、乗員がドアハンドルに手をかけた場合にも音と表示で乗員に警告するシステムとなっている。

 この一部改良を機に、ボディカラーにも新色のモバーベシルバーとハイテックシルバーが追加され、価格は842万〜1343万円となっている。詳細はメルセデス・ベンツの公式ホームページ(https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cls/cls-coupe/explore.html)まで。
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