1970年代後半に「一風堂」を結成し、1982年の『すみれ September Love』(後にSHAZNAがカバー)が大ヒットした土屋昌巳。10代の頃はギター少年としてコンテストを荒らしまわるも、父親からはバンド活動を猛反対されていた。これに反発した土屋は静岡の実家を飛び出し、15歳で上京した。そして年齢を偽って憧れのザ・ゴールデン・カップスのバンドボーイに採用されたが、家族から居場所を突き止められ連れ戻されてしまった。しかし大学入学と同時に再び上京した土屋は、本格的な音楽活動を開始。『すみれ September Love』は大手化粧品メーカーのキャンペーンソングに抜擢され、一風堂の名は一般層にまで浸透した。その後バンドは解散し、ソロ活動とさまざまなアーティストのプロデュースを展開している。