Moto3:レッドブルKTMアジョのシートを失った鳥羽海渡。2021年はフランスチームのCIPに移籍

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2020年10月20日 19:01  AUTOSPORT web

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2021年はCIPからMoto3クラスに参戦する鳥羽海渡
10月20日、ロードレース世界選手権のMoto3クラスに参戦しているフランスチームのCIPは、2021年に鳥羽海渡を起用すると発表した。

 鳥羽は2013年に全日本ロードレース選手権J-GP3クラスに出場して、翌2014年にはアジア・タレント・カップに参戦を始めると初代チャンピオンに輝いた実力ある日本人ライダーだ。

 2015年から2016年はCEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3クラスとレッドブル・ルーキーズ・カップに参戦。2017年からロードレース世界選手権Moto3クラスにエントリーすると、ホンダ・チーム・アジア在籍時の2019年開幕戦カタールGPで優勝した。

 そして、3年間過ごしたホンダ・チーム・アジアを離れて、今季はKTMのファクトリーチームであるRed Bull KTM Ajoに加入してKTMのマシンを駆っているが、今シーズンに行われたレースでのベストの順位が9位と苦戦している。

 そんな鳥羽は10月8日にRed Bull KTM Ajoがラウル・フェルナンデスとジャウマ・マシアを2021年に起用することを発表したことから同チームのシートを失うことになってしまった。そんななか、シートを確保して来季はCIPに移籍することになった。

 CIPは過去に富沢祥也、鈴木竜生、小山知良らが所属していたチームであり、イタリアの発電機メーカー、グリーン・パワーから支援を受けてCIP Green PowerとしてMoto3クラスに参戦している。

 同チームは2018年からKTM RC250GPを使用しており、2020年はダリン・ビンダーとマキシミリアン・コフラーを擁して第9戦カタルーニャGPでビンダーが1勝を挙げている。

 鳥羽とCIPの契約発表は、日本人ライダーとしてはレッドブルKTMテック3に継続参戦する佐々木歩夢、SIC58スクアドラ・コルセから5年目の参戦となる鈴木竜生に続き3人目となる。

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