コロナ禍でお見舞いに行けない→入院中の子どもを応援できるオンラインギフト券が登場

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2020年10月21日 19:50  まいどなニュース

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写真耳ひもが苦手な子どものためのマスク。親子セットで、近江麻や泉州タオルの生地を使用。
耳ひもが苦手な子どものためのマスク。親子セットで、近江麻や泉州タオルの生地を使用。

病気や障害のために長期入院を余儀なくされる子どもたち。お見舞いに行きたくても、新型コロナ禍によって現在多くの病院では面会が制限されています。そんな今、治療や入院生活に役立つグッズを集めた販売サイトで使えるオンラインギフト券が生まれました。「闘病中だってすてきな格好がしたい!」「ケアの負担が軽くなる便利グッズがほしい!」そんなかゆいところに手が届くギフトがいっぱいです。

【写真】こちら障害や怪我があっても持ちやすいスプーン

商品を販売するサイトは、2020年1月にオープンした「チャーミングケアモール」。当初から人気があるのは、小児がんなどの化学療法に使うCVカテーテルを収納するカバー。体内に埋め込まれた管が気になって、小さな子どもが引き抜いてしまう事故を防ぐものです。花やライオンなどかわいい色柄の生地で作られ、「早く治りますように」と小さなお守りを付けられるタイプもあります。

また、チューブやガーゼの固定に使える「メリーケアテープ」も充実しています。医療用の皮膚用テープに、国内の工場で印刷型抜き加工を施してあり、動物やハロウィーン柄のほか、自分でお絵描きできるものなどバリエーションもさまざまです。手術後で耳にマスクひもを掛けられなかったり、ひもの違和感で嫌がったりする子どものためのマスクも人気です。

さらに、子ども用ウィッグや体が不自由でも使いやすい食器、車いすの雨よけカバーなども。現在は50を超える事業者が計550点以上を出品。さまざまな子どもの疾病を経験したお母さんたちや、病院隣接の家族宿泊施設にヒアリングし、当事者のニーズを細やかに反映させたラインナップとなっています。

ギフト券は3000円券と5000円券の2種類。誰か特定の家族に向けてオンラインで購入用ポイントを贈るほか、全国の小児病院と定期的に企画するチャリティーに寄付することもできます。

運営会社(大阪市)代表の石嶋瑞穂さんがサイトを立ち上げたのは、長男が小学2年の時に急性リンパ性白血病になり、闘病生活を経験したことがきっかけでした。長引く入院生活でストレスをためていた長男でしたが、友人がカテーテルケースを手作りしてくれたところ大喜び。看護師さんにも自慢してみせるなど、表情が一転して明るくなったといいます。「病気になったって、子どもも外見を気にしている」と気づいた石嶋さん。長男の「これめっちゃいいで、売ったらええやん」という声にも後押しされて、販売サイト開設につながりました。

「外見のケアは気持ちを明るくし、子どもや家族を応援することができる」と石嶋さん。なかなか当事者でなければわからないニーズもあるもの。そんな時にもギフト券は気持ちにそっと寄り添ってくれそうですね。

(まいどなニュース/神戸新聞・神谷 千晶)

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