ホンダF1田辺TD会見:「まずはスタートセッティングを決めて臨む」初開催のアルガルベ、日曜は雨の可能性も

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2020年10月23日 12:51  AUTOSPORT web

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2020年F1第11戦アイフェルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
前戦アイフェルGPではホンダのパートナーであるレッドブルが2位表彰台、アルファタウリも6位入賞を果たした。田辺豊治テクニカルディレクターはF1初開催となるアルガルベ・サーキットでの今週末の戦いに対しても、「いつもどおり、4台入賞を狙いたい」と語る。

 ヨーロッパは新型コロナウィルスの第2波が押し寄せ、F1でもレーシングポイントのストロール父子の感染が確認された。しかしFIAによるグランプリ週末の予防対策はすでにかなり徹底されたもので、「これまで通り順守していく」とのことだった。

 ホンダのF1撤退宣言後2戦目となるポルトガルGPも、自然体で戦う姿勢を見せる田辺テクニカルディレクター。とはいえ週末の天気について質問された際には、「(天気に限らず)人生には従うしかないことばかりです」と、F1撤退に引っ掛けたと思われる言葉を漏らしたりもした。

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──ポルトガルGP自体は、以前経験されていますよね。

田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):はい。昔はエストリルでF1が開催されていて、私もテストやレースに帯同していました。今回のアルガルベは2008年にできた新しく綺麗なサーキットで、施設もしっかりしていますね。初開催ということで、チームと共同でシミュレーションを行ってきました。まずはスタートセッティングを決めて、初日に臨むことになります。

──ヨーロッパはすっかり秋めいてきたと思います。

田辺TD:金土は安定した天気で、気温20度、路面温度30度前後という予報です。ただ日曜は曇りで、レース終了後のタイミングで雨となっています。それがどう動くか、ちょっと微妙なところです。

──日曜日はレース中に雨が降る可能性もある?

田辺TD:わかりません。天気だけは、それに従うしかありませんから。まあ人生には、従うしかないことばかりですけど。

──初開催で未知のコースなわけですが、既存のグランプリサーキットでいうとどこに近いでしょう?

田辺TD:そうですねえ。どこというか、ある意味標準的なレイアウトですね。特別に突拍子もない部分はない。アップダウンがあるといっても、高低差の絶対値は30mぐらいですし、どこかに向かって大きく上ったり下ったりというのでもないです。

──ストロール父子が新型コロナウイルスに感染していましたが、FIAによる予防対策に変化はありましたか? たとえばPCR検査をより頻繁にするとか?

田辺TD:特にないです。発症の特徴から言っても、5日ごとというのが妥当ということになっていますし。ポルトガル自体、他のヨーロッパの国に比べると、感染が蔓延しているわけではない。もちろん我々はホテルとサーキットの往復を順守して、町のレストランなどには行きませんが、外出厳禁とかの厳しさは感じないですね。外に散歩に出たり、ジョギングしたりは、FIAからも許されてます。

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