写真 デビュー35周年記念ライブ『The Turning』を行ったSHOW-YA |
女性5人組ロックバンド・SHOW-YAが24日、東京・六本木のEXシアターでデビュー35周年記念ライブ『The Turning』を開催。1989年に出した代表曲「限界LOVERS」発売後のツアー『Rollin’ World Tour』(1989年4月16日 東京・汐留PIT II)公演を再現した。
【ライブ写真】熱唱で会場をわかせたSHOW-YA 開演前に「31年も前のことだからなんか覚えてないことが多いけど、当時は26歳。人に歴史ありかな!」と語っていたボーカルの寺田恵子(57)をはじめ、当時の象徴的なデザインをオマージュした衣装を身に付けて登場。
この日の観客は入場時に検温、座席も隣同士を空け、マスク以外にフェイスシールドも配布。声出しも禁じて拍手で応援するなど、徹底したコロナ対策もとられた。
1曲目から「限界LOVERS」を歌いファンを煽り、MCではハードスケジュールをこなしていた当時のことをメンバーで振り返るなど記念公演をファンと共有。結成時から変わらぬ5人が欠けることなく揃い「もうみんなアラ還だけど」と笑いを誘う場面も。
リーダーでキーボードの中村美紀は、当時のスケジュール帳を持ち出し「本当に忙しかったけど、とても充実した1年でした。31年後にタイムスリップしたようなライブができるのも、メンバー、スタッフそしてみんながいてくれたからです」と感謝。キーボードソロを決め、ドラムソロと続いた。
アンコールのMCではバラを手にした寺田が「今日はメンバーに渡します。5本用意したんで、最後の1本はみんなへの感謝の気持ちを込めてステージの真ん中におきます」と、本来ならファンに渡したかったがコロナ対策でできない無念さも込めた。
35周年という区切り、そしてコロナ禍におけるライブの難しさ。複雑な思いが混ざり合い、言葉につまって涙ぐむ場面もあった。
ライブ終盤では次回公演も発表。12月13日に行う東京・渋谷のPLEASURE PLEASURE公演では「限界LOVERS」や「私は嵐」など数々の楽曲アレンジを手掛けたプロデューサー笹路正徳が構成する。
来年は1月30日に東京・芝のメルパルクホール公演も決定。ちょうど30年前の第1期SHOW-YAの最後、バンドとしては2回目となる日本武道館公演を再現する。
セットリスト
M1.限界LOVERS
M2.I gotta your love
M3.Come on
M4.Rock Tarin
M5.ONE WAY HEART
M6.Get Down
M7.Keep me in your heart
M8.限りなくはるかな自由へ
M9.フィクサー
〜Keyboard ソロ→Drumソロ〜
M10.S・T・O・P
M11.You turn me over
M12.Riff Raff
M13.FAIRY
EN1.AU REVOIR
EN2.What do you say
En3.私は嵐
全16曲