35歳までに“母親”になりたいサム・スミス(28)「ボーイフレンドがどこにもいない」と嘆く

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2020年10月30日 15:31  Techinsight Japan

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「子供が欲しい、母親になりたい」と願うサム・スミス
昨年に自身が「ノンバイナリー(性認識が男女という性別どちらにもあてはまらないこと)」であることを公表した英歌手サム・スミス(28)。現在アラサーのサムは、35歳までに「母親」になりたいという願望があるそうだ。

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ノンバイナリーのサム・スミスは、自身含め同じような性認識を持つ人々の代名詞を「They(彼ら)」と呼称するよう提唱したパイオニアである。2015年にグラミー賞を受賞し一躍注目を集めたサムは、このほど「Apple Music」のゼイン・ロウとのインタビューで30代半ばまでに「子供が欲しい」という思いをこのように明かした。

「僕は子供が欲しいんだ。彼らの成長を見守って共に人生を過ごしたい。“母親”になりたいんだ。」
「いつか子供を持つという夢は必ず叶えるけれど、まだ自分の時間に費やしたいとも思っている。多くの野望を持っているんだ。」
「いつもこれで落ち着こうと思いつつも、もう一度考え直すとやっぱりまだやりたことがたくさんある。人々のために歌いたいと思うしこの仕事を続けたい。とても素晴らしいものだよ。」

強い子育て願望を持つサムだが、それ以前に理想の家庭を築くにあたってふさわしいパートナーに巡り会えないことも嘆いた。

「子供を持つタイミングが来るまでは、とにかく一生懸命働こうと思う。そしていつか“ボーイフレンド”が見つけられるといいな。」

しかし現実には、サムと同じようなノンバイナリーという人は希少価値な存在でロンドンではなかなか出会えないという。

「僕はそこらじゅうで誰かいないか探している。正直僕はここ3年間、最前線に立ち続けているから疲労困憊さ。」


昨年9月に公式SNSで自身の一人称を「They(彼ら)」と呼ぶことを大々的に発表したサム。ノンバイナリーを主張するセレブは他にもいるが、その中でも特に著名なのはサムが挙げられるだろう。「LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア)」など多様化する性的マイノリティが理解される動きが活発になってきたといえども、まだまだ差別的に見られてしまうことも少なくはない。

実はサムが自身の性的マイノリティを公表するきっかけとなった人物は、女性歌手レディー・ガガだったという。

「彼女は『僕らしさ』を受け入れてくれ、『人と異なる部分』について自信を持つよう勇気づけてくれた。それは表現方法であって、また一種のちょっと変わった方法の保身なんだ。」


今回母親願望を強く表したサム、これからの恋愛模様に注目が集まっていくだろう。

画像2、3枚目は『Sam Smith 2020年10月26日付Instagram「Love Goes...FIVE DAYS!!」』『Elton John 2019年1月24日付Twitter「A visit from @NiallOfficial, @ladygaga and @samsmith made the first #EltonFarewellTour show at @STAPLESCenter even more special last night.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MIE)
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