自宅焼失に離婚、祖母の死…悲運が続いたマイリー・サイラス「泣いて過ごす時間はあまりなかった」

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2020年11月08日 15:22  Techinsight Japan

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数々の悲運を乗り越え、より強くなったマイリー・サイラス(画像は『Miley Cyrus 2020年10月13日付Instagram「VOTE VOTE VOTE VOTE」』のスクリーンショット)
ここ数年、プライベートで数々の悲運に見舞われている歌手のマイリー・サイラス。しかしそんな状況においても、マイリーは「泣いて過ごす時間はあまりなかった」という。今月2日に出演した北欧のトーク番組で明かした、マイリーのトラウマを乗り越えるプロセスが興味深い。

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若干13歳でディズニーチャンネルの秘蔵っ子として活躍し始めたマイリー・サイラスは、その後過激なファッションやパフォーマンスで世間を驚かせた時期を経て、落ち着いた大人へと成長した。人生の半分以上の時間をショービジネスに捧げ、現在もその第一線を走り続けながら、まもなく28歳の誕生日を迎えようとしている。

いつも明るく元気いっぱいのイメージが先行しがちなマイリーだが、ここ数年はプライベートで数々の悲運が続いている。2018年11月には、米カリフォルニア州で発生した山火事「Woolsey Fire(ウールジー・ファイアー)」により愛するマリブの街で自宅を焼失してしまった。この時ともに街の復興に尽力した長年のパートナー、リアム・ヘムズワースとはのちに結婚するも、わずか8か月で破局。紆余曲折を経ながらともに10年を歩んだリアムとのあっけないエンディングは、世間を大いに驚かせた。その後リアリティースターのケイトリン・カーターや豪出身シンガーのコーディー・シンプソンと交際するも、いずれも破局を迎えている。


このように数々の辛い出来事が続くマイリーをさらなる悲劇が襲ったのはコーディーとの破局直後、今年8月末のことだった。母方の祖母ロレッタ・フィンリーさんが85歳で亡くなったのだ。心から敬愛していた祖母の死に際しマイリーは、

「あなたはこれからも永遠に私のインスピレーションであり、ファッションアイコンに変わりありません。そして何よりも、あなたは私にとって“闇の世界を明るく照らす、真の光”としてお手本であり続けることでしょう。」

とInstagramで亡き祖母を偲んでいた。


プライベートでこれだけ悲しい出来事に見舞われてきたマイリーだが、このほど出演した北欧のトーク番組『Skavlan』のなかで、そんな数々のトラウマやそのヒーリングプロセスについての本音を語っている。

「この数年の間に、私は多くのトラウマと死に向き合ってきたわ。マリブでは家が焼失して、最近離婚も経験した。すごく仲良しだった祖母も亡くしたわ。」
「でもそのことで泣いて過ごす時間は、決して多くはなかったの。それは自分が冷たい人間だからでも、感情を無理矢理抑えようとしていたからでもないのよ。」

当時の心境をそう説明し、自然災害や愛する人の死など、自身の力ではどうにもならない事柄について「起こってしまったことを、ただありのまま受け止めるようにしていた」と明かした。そして負の感情に「閉じ込められてしまいそうな気持ちに襲われ始める」前に、自らコントロールできる事柄に引き続き没頭するように努めたのだそうだ。

ちなみにマイリーは同番組で司会者からの「年を重ねるにつれて、自分が感情的・非感情的、どちらにシフトしていると思う?」と問われ、

「これまで別れてきたオトコ達は、私が非感情的になった―と言うでしょうね。でも私自身は、むしろより感情的になっていると思うわ。」

と答えている。

「気持ちを切り替えて前へ進んでいく女性に対して、世間は冷たいって負のイメージを抱きがち」とも述べていたマイリー。しかし起こってしまったことをありのままの現実として受け入れる潔さと、それによる負の感情に支配されてしまわないよう歩み続ける彼女の強さは、人生におけるなんらかのトラウマを乗り越えようとしている人達にとってずいぶん励みになったに違いない。



画像1、3枚目は『Miley Cyrus 2020年10月13日付Instagram「VOTE VOTE VOTE VOTE」、2020年8月22日付Instagram「ven though you are gone.... NOTHING has or ever will change.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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