マツコ、フワちゃんに大きな期待「新しい時代のテレビを作ってくれる」

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2020年11月09日 17:22  Techinsight Japan

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「テレビはフワちゃんを本当のスターにしてあげて」とマツコ
マツコ・デラックス(48)は5年前のある情報番組で、民放テレビ局の上層部に対し「テレビという産業が廃れないために」広告の仕組みなどを含め、あらゆる面で検討し直して欲しいと真剣に訴えてきたと明かしたことがある。それは若者だけでなく、中高年の間でも自由な時間に映画やドラマを楽しみたいという層は確実に増え、年代を問わずテレビ離れが進んでいることへの危機感からだった。しかし現状はあまり変わっておらず、昨今は子ども達もテレビよりもYouTubeに夢中になっている。このままテレビは本当に廃れてしまうのかと思っていた矢先、マツコの前に“テレビの未来を開拓してくれる人”が現れた。それは今年上半期、コロナ禍でもテレビの出演本数が112本とブレイク中、YouTuberでタレントのフワちゃんである。

人気YouTuberのフワちゃんがテレビに出始めた時、「こういう人がテレビに興味を持ってくれた」と嬉しくなったというマツコ・デラックス。彼女の動画もよく見ていたので、フワちゃんこそが“新しい時代のテレビを作ってくれる”と、衰退するテレビ業界に現れた希望の星だと期待をかけているのだ。2020年後半もフワちゃんの人気は衰えず、体を張ったロケや食レポ、情報番組のコメンテーターとあらゆるジャンルの仕事に挑戦している。

2019年4月放送の『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)で、指原莉乃(27)が注目するYouTuber芸人として紹介したのがきっかけで各局のテレビ番組に呼ばれるようになったフワちゃん。あっという間に人気者になり各局のバラエティ番組に引っ張りだことなったが、このことにマツコは手放しで喜ぶ気になれなかったという。ぜひフワちゃんといろいろ話がしたい―と思っていた矢先、『マツコ会議』(日本テレビ系)にフワちゃんの出演が決まったのだ。

11月7日の放送で、マツコは「何でもかんでも仕事を引き受けるな」、「フワちゃんらしいことができる番組だけに絞るべき」とそろそろ仕事を選ぶべきだとアドバイスした。代わり映えのしない通り一辺倒の企画に彼女を組み込むのではなく、“フワちゃんとこういう番組を作りたい”とちゃんと企画を考えてくれる人と仕事をするべきだと考えていた。「テレビ向きにならないとしても、それを面白がってくれるスタッフと一緒に仕事をするべきなんだよ」というマツコの言葉に、フワちゃんも頷きながら「YouTubeでできることをわざわざテレビでやろうとは思わない」「前例を見ないことをやっていきたい」と話す。しかし現実は「すごい鈴木奈々の背中が見える」と不満そうだ。

フワちゃんには、“テレビの世界で長く生き残りたい”という願望がない。ただ各局のバラエティ番組を一周したいという芸人時代の夢が叶い、ものすごく嬉しかったことは確かだ。この先、日本でタレント活動を続けるのか、海外のエンターテイメントの世界に挑戦するのかは現時点で決まっていないが、どういう方向に向かうのかはあくまでも自分が選ぶスタンスでありたい―と話す。彼女と同じ東京八王子市出身のヒロミ(55)は「八王子のスターだから大事に育てたい」と言っていたが、マツコも「テレビはフワちゃんを本当のスターにしてあげて」と真剣だった。これから年末年始に向けて特番の収録が目白押しになるが、フワちゃんに輝ける企画が用意されていることを願うばかりだ。

画像2枚目は『フワちゃん FUWA 2020年11月7日付Twitter「マツコ会議の見逃しみてね」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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