F1トルコGP木曜会見:7度目の戴冠がかかるハミルトン。メルセデス移籍を勧めたラウダとの密談を語る

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2020年11月13日 14:01  AUTOSPORT web

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2020年F1第14戦トルコGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
第14戦トルコGPは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)にとって、7度目の王座がかかった一戦となる。ハミルトンがこれまで獲得したタイトルは6回で、そのうち5回はメルセデスだ。

 そこで木曜日の会見では、2013年にメルセデス移籍を決めることとなったと言われる2012年シンガポールGPでのニキ・ラウダ(元メルセデス非常勤会長)との密談について質問がとんだ。しかし、ハミルトンは「それはシンガポールGPではない」と否定して、こう続けた。

「ニキが僕に夢を語ったのは、シンガポールではないんだ。僕がニキとその(メルセデス移籍の)話をしたのは、モナコに帰ってからだった。彼は僕に『君はメルセデスへ移籍しなければならない』と教えを説いた最初の人物だった」

「その後、ロス(・ブラウン/前チーム代表)が僕の母の家に来て、キッチンで話し合いをした。彼はチームの再建プランを詳細に説明してくれたんだ」

「ただ、シンガポールGPで僕たちがいい関係を築いていたことは確かだ。シンガポールでニキが僕に『君はまるで自分のようだ』と言ってくれたのを覚えている。僕も多くの共通点があると感じたし、友情が芽生えたという点で2012年のシンガポールGPは重要な時間だったかもしれない」

 ハミルトンにとって、7度目のタイトル獲得というのは、どんな意味を持つのだろうか。

「いまでも夢のような数字だ。何度も言うけど、7回なんて夢のまた夢の数字だよ。だって、僕の夢はアイルトンが成し遂げた偉業(3回のタイトル獲得)に追いつくことだったんだから」

「最初のタイトル獲得は素晴らしい思い出だった。でも、その後が苦しかった。そこで僕は決断したんだ。このまま歩き続けるか、それともリスクを冒してチーム(マクラーレン)を出るかってね。もちろん、僕は自分が下した決断が正しいと自信を持っていたけど、それから6回もタイトルを獲得するとまでは、正直想像なんてしていなかったよ」

 今週末のレースでハミルトンがタイトルを獲得する条件は、2位以上ならバルテリ・ボッタス(メルセデス)の成績に関係なく、自力でV7が決まる。ハミルトンが3位以下の場合でも、ボッタスと8点差以内でフィニッシュして、ドライバーズポイントが合計で78点差以上になれば、ハミルトンのタイトルが確定する。

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