ロバート・デ・ニーロの“トランプディスり”を振り返る 落選後も“宿敵”への批判続く

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2020年11月13日 17:52  Techinsight Japan

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トランプ大統領の“宿敵”ロバート・デ・ニーロ
“反トランプ派”の代表的存在である大御所俳優ロバート・デ・ニーロは、このたびのトランプ大統領の敗北に心底胸をなで下ろしているようだ。かつてトランプ大統領に「IQの低い人間」呼ばわりされたこともあるロバートだけに、米時間9日に出演したテレビ番組では敗者となった“宿敵”に対し「ネジが緩んでいる」などと暴言を吐いていた。今回は一向に敵意が収まる気配のないロバートによるこれまでの“トランプディスり”、そしてそんなロバートに応戦した大統領のツイートを振り返ってみたい。

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常々臆することなく“反トランプ派”であることを公言し、ドナルド・トランプ大統領(74)本人からも毛嫌いされてきた米出身の大御所俳優ロバート・デ・ニーロ(77)。同大統領の落選決定後には『MSNBC』に出演し、

「やっとトランプ政権から解放される」
「バイデン政権が事態を収束し、平静を取り戻してくれる」

と安堵を口にしていた。しかし長年“犬猿の仲”であるトランプ大統領への批判は、彼が敗者となった後も収まる気配はないようだ。

「頭のネジが緩んでいるんだと思うね。彼は何もわかっちゃいない。ウイルスに対して然るべき対応をしていれば、今回の選挙だって勝てたかもしれない。私個人からすればそれは喜ばしいことではないが、少なくとも人として正しい行いをすることはできただろうに。」

ロバートは「頭がおかしい」ことを意味する“緩んだネジ(screw loose)” という表現を使い、トランプ大統領の新型コロナウイルスへの対応をそう非難するのだった。

ロバートによるこのようなトランプ大統領に対するディスりは、何も今に始まったことではない。トランプ大統領もまた然りで、自らロバートに対し信じられない暴言を吐いているのだ。今回はそんな2人によるこれまでの発言を振り返ってみたい。

■2018年6月、トニー賞授賞式のステージにて
ロバートはこの日、歌手ブルース・スプリングスティーンを紹介するためにステージに上がったが、マイクの前に立つなり開口一番

「一言言わせてくれ、Fu** Trump!」

と“Fワード爆弾”を投下するという大胆な行動に出た。その後も「くたばれ、トランプ」と両手でガッツポーズを見せるロバートには、「ラジオシティ・ミュージックホール」に集まった観衆から総立ちの拍手喝采が浴びせられるという結果に。この時、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談のため、シンガポールを訪れていたトランプ大統領はロバートのこのスピーチに大激怒。帰途の機内から次のようにツイートした。

「ロバート・デ・ニーロは非常にIQの低い人間だ。」
「(ボクサー役を演じすぎて)頭がフラフラになっている。」

■2019年4月、『The Late Show with Stephen Colbert』にて
テレビのトーク番組で、大統領就任当時は「彼にもチャンスをやろう」と思っていた―と明かしたロバート。しかし蓋を開けてみたら、

「結局この男は、自分が完全な敗北者だと曝け出すだけに終わった。」

と大統領をバッサリ。

■2019年10月、『The Graham Norton Show』にて
アル・パチーノとともに出演したギャング映画『アイリッシュマン』のプロモーションでイギリスを訪れていたロバートは、同映画に登場するギャング達とトランプ大統領を比較し、次のように嘲笑った。

「今のアメリカには、変わり者で自分がギャングだと勘違いした、ヘソ曲がりの大統領がいる。」
「ギャングってのは高潔なんだ。相手の手を握り互いの約束を守る、そういうものだ。でもこの男はそうじゃない。」

ロバートは選挙期間中だった2016年にも「ブタ野郎」「ペテン師」「完全に頭がイカれている」「バカにもほどがある」などとトランプ大統領を罵っていた。

大統領選の開票結果を巡ってはまだ悪あがきが続きそうな気配だが、ロバート・デ・ニーロ VS. トランプ大統領の因縁対決にも引き続き注目していきたいところである。



(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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  • それにしても、ガクっと大統領選挙の記事が減ったよな(笑)
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