MotoGP:カル・クラッチロー、2021年はヤマハとテストライダー契約を締結。ワイルドカードや代役参戦も可能に

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2020年11月13日 21:41  AUTOSPORT web

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MotoGP:カル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)
11月13日、ヤマハ発動機とヤマハ・モーター・レーシングは、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスにLCRホンダ・カストロールから参戦しているカル・クラッチローを2021年にヤマハのテストライダーとして起用すると発表した。

 イギリス人ライダーのクラッチローはブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)やスーパーバイク世界選手権(SBK)を経験し、2011年にロードレース世界選手権MotoGPクラスデビューを果たした。

 2011年から2013年までモンスター・ヤマハ・テック3で過ごし、2014年はドゥカティ・チームに移籍。2015年からホンダのサテライトチームであるLCRホンダから参戦して今年で6年目を迎え、これまで3度の優勝を飾り、19度の表彰台を獲得している。

 来季、LCRホンダは中上貴晶とアレックス・マルケスを起用することが決定しているため、クラッチローはホンダを離脱して、2021年はMotoGPに参戦しているヤマハ・ファクトリー・レーシングのテストライダーに就任することを決断した。クラッチローは2011〜2013年までヤマハのマシンでMotoGPを戦った経験があるライダーだ。

 クラッチローがヤマハYZR-M1に駆るのは2021年2月14〜16日にシェイクダウンを兼ねて行われるセパンテストからとなり、公式のIRTAテストやヤマハのプライベートテストにも参加することになる。

 また、代役参戦やテストの進行具合によってはワイルドカード参戦ができる条件であり、2021年のどこかのグランプリに出場する可能性があるという。

 そしてヤマハは2020年にテストライダーを務めたホルヘ・ロレンソに感謝を述べた。

 ヤマハ・モーター・レーシングのマネージングディレクターを務めるリン・ジャービスは「さて、何よりもまずカルに“おかえりなさい”と言いたい」と語った。

「何年も前にスーパースポーツ(WSS)の世界チャンピオンになったばかりのカルが初めてYMRを訪れた時のことを今でも覚えているし、将来的にはMotoGPへのステップアップをしたいと言っていた。スーパーバイク(SBK)への移行後は、モンスター・ヤマハ・テック3で3シーズンを過ごし、さらに7年間の経験を積んできた。この豊富な経験と、カルの誠実なアプローチは、来年のテストプログラムでYZR-M1の改良に向けて大いに役立つだろう」

「もちろん、今年はホルヘとの強力なプログラムを計画し、期待していた。しかし残念なことに、新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、3月以降も2020年に影響を与え続けていたため、ファクトリーテストチームはすぐに計画を保留せざるを得なかった。テストプログラムを実施できず、目標を達成できなかったことは残念だ。ホルヘの今後の活躍をお祈りするとともに、ヤマハとの長年のコラボレーションに感謝したい」

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