瀬戸康史が語る、『ルパンの娘』への愛情 仮面ライダー好きへの熱い展開を予告

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2020年11月26日 08:01  リアルサウンド

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瀬戸康史(撮影:伊藤惇)

 泥棒と刑事という禁断の恋から1年、続編として放送されている『ルパンの娘』(フジテレビ系)。妻の華(深田恭子)、そして娘の杏(小畑乃々)を守り、愛を育んでいく和馬役を瀬戸康史が好演中だ。


 今回、リアルサウンド映画部では、瀬戸康史にインタビュー。放送時に度々話題に上がる元仮面ライダー俳優たちの共演についてなど、本作への思いを聞いた。


【写真】仮面ライダー好きへの『ルパンの娘』サプライズゲスト


■視聴者の反響に「頑張った甲斐がある」


――『ルパンの娘』続編の放送が始まって、どんな反響が届いていますか?


瀬戸康史(以下、瀬戸):「シーズン2をやってくれてうれしい」という声と、「こういう世の中だからこそ、こういう作品が必要ですね」という声をいただいてます。シーズン2がそういう意図で作られたわけではないと思うけど、皆さんにとっての現実逃避というか、一息ついて楽しめるようなものになってほしいなと思いながら作っている気持ちもあったので、そういう声をいただけるとうれしいです。


――SNSの反響はご自身で見られたりしますか?


瀬戸:そうですね。白目を期待している人がいまだに多いなと(笑)。あとは、アクションシーンなんですけど、僕は生身でやりたくて、シーズン1からずっと生身でやらせていただいていて。アクションって、普段の演じるのとはまた違った表現で、繋がっているようで別物だと思っているんです。その自分が挑戦したジャンルに対して、「かっこいい」「迫力ありました」と言っていただけると、頑張った甲斐があるし、とてもうれしいですね。


■戦隊モノ、ライダー好きに熱い展開を予告!?


――元仮面ライダー俳優の共演が話題になっています。第2話は新納慎也さんが出演していましたね。


瀬戸:あー! 実際、僕的には、新納さんは舞台を観に行ったときに会ったりしているので、久しぶり感はないんですけど、もう10年以上前の『仮面ライダーキバ』(テレビ朝日系)のことでも、そうやって盛り上がってくれるのはうれしいですね。シーズン1のときに、僕が演じたキバのスーツアクターだった高岩成二さんと共演して、今回は2号ライダー「イクサ」のスーツアクターを担当した岡元次郎さんが出るので、戦隊モノやライダーが大好きな人たちにとっては熱い展開だと思いますよ。


――そして、和馬の祖父・和一を演じているのが、初代仮面ライダーの藤岡弘、さん。


瀬戸:僕の父親が藤岡さんの仮面ライダーを観ていた世代なんです。だからすごいなと思います。とても柔らかい人だなという一面もあって、おそらくみなさんが思っているイメージ通りの熱い方です。


■瀬戸康史が『ルパンの娘』で憧れる“ある”こと


――本作では、他の登場人物たちはかなりぶっ飛んでいて、それに真面目な和馬が振り回されているイメージがあります。他のキャラクターを見ていて、こういうのをやってみたい、おもしろそうだなと思うところはありますか?


瀬戸:和馬も真っ直ぐだけど、実際はふざけてるんですよ? 「なんで気付かないの!?」とか、ボケなんです。欲を言えば、泥棒側はちょっといきたいですね。僕はずっとスーツなので、コスチュームチェンジとかはちょっと憧れます。僕や藤岡さんだけ変わっていない。いろいろな服を着てみたいです。


――前作に続いてコメディドラマに挑まれていますが、コメディ作品を作る醍醐味をどのように感じていますか?


瀬戸:やっぱり飛び抜けたものはおもしろいなと思いました。時代劇や社会派作品など、お客様に寄り沿った作品選びもあると思うんですが、『ルパンの娘』は「そんなの関係ねぇ!」って感じで。僕はそういうところがとても好きだし、魅力的だと思うので、そこがまた和馬を演じたいポイントでした。モヤモヤっとした、どよんとしたいまの世の中だからこそ、こういう作品で少しの間だけでも現実逃避できて、それが頭を切り替えるきっかけになったり、大きく言えば、生きる何かになったら僕はうれしいなと思います。


■娘の杏、妻の華に対する愛情に変化は?


――シーズン2では、和馬と華の間に娘の杏が生まれたのが大きな変化だと思います。娘が出来たことで、華に対する愛情に変化はあったりするのでしょうか?


瀬戸:ないです。順番をつけるんだったら華が一番好きですよ。


――娘に対する気持ちは?


瀬戸:とても愛おしいし、大切な存在なのは変わらないけど、やっぱり和馬は華が一番だと思いますね。


――武内英樹監督は「『ルパンの娘』はコメディの中で家族愛をテーマにしている」と話していました。瀬戸さんが特に家族愛を感じる場面はどこでしょう?


瀬戸:やっぱり和馬は華と杏のために動くんです。そういうところじゃないですかね。当たり前のようで、わりと危険なところにもひとりで行ってしまったりするし。あと、朝食を3人で囲むのは、本当に日常だけどほっこりします。家族3人でご飯が食べられるという当たり前のことだけど、そういうところに幸せを感じますね。


――ご自身の俳優の人生の中で、『ルパンの娘』はどんな作品になりましたか?


瀬戸:めちゃくちゃ好きです。だから、何回も和馬を演じたいなと思います。スタッフさん含め、関わっている人たちみんなが好きで。作っている僕たちもすごく楽しい。生みの苦しみみたいなのはそれぞれにあると思うんですけど、それを一緒に乗り超えてきているという絆もあるんです。


――最後に、『ルパンの娘』終盤に向けての見どころを。


瀬戸:すごい展開になります。懐かしさも感じていただけるし、「こんなことになっちゃうの!?」というストーリーになってます。第5話の入れ替わりでも皆さんビックリされたと思うんですけど、「まさか……!?」みたいな。僕自身も「和馬が……?」って思うくらいの展開になります。ちょっとネタバレがいっぱいありすぎて(笑)。


(大和田茉椰)


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