ホンダF1田辺TD初日会見:クラッシュによりPUのやりくりに支障が出る可能性も「基本的には3基で乗り切るつもり」

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2020年11月28日 14:41  AUTOSPORT web

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写真2020年F1第15戦バーレーンGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第15戦バーレーンGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
 2020年F1第15戦バーレーンGP初日。ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載した4台は順調に周回を重ね、FP2では全車がトップ10に入る速さを見せた。しかしアレクサンダー・アルボンはセッション中盤にクラッシュを喫し、マシンは大破してしまう。ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターによれば「車体、PUのダメージ確認はこれから」とのことだが、万一問題が出たとしても、今季残り3戦を3基で乗り切ることに「大きな支障は出ない」という見解だった。

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──初日は、思いがけなく雨模様でした。

田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):「砂漠に雨が降る」といいますが、朝から午前中にかけて雨に見舞われました。FP1終了時には止んでいましたが、その後もパラパラと来たりしました。路面はドライでしたが上空はずっと厚い曇に覆われるという、そんなコンディションでした。日差しが出ない分、路面温度が上がらない状況に終始した1日でしたね。

──FP2では、アルボンがクラッシュを喫しました。

田辺TD:ちょっと痛いクラッシュでした。ドライバーはケガもなく、それはよかったです。車体、パワーユニットのダメージは現在確認中で、その結果次第で今後どうするか決めていきます。そのクラッシュを除けば、PU側は順調な1日でした。とはいえまだまだ、最適化を進める必要はあります。

──もしPUにダメージがあった場合、違う対策を取る必要はありますか?

田辺TD:はい。

──最終戦までの3基でのやりくりに、支障は出そうですか?

田辺TD:可能性はないとは言いませんが、大きな可能性ではありません。基本的には、(3基で)乗り切るつもりで頑張ります。

──前戦トルコでは、ピエール・ガスリー車のパワーユニット(PU)を交換しようとしてできなかった。そちらも、このまま乗り切ろうということですか。

田辺TD:そうです。

──クラッシュ後のアルボンの様子は、田辺さんからご覧になってどうでしたか。

田辺TD:実は、直接会っていないんです。

──ミーティングにも、出てなかったのですか?

田辺TD:いえ、コロナの蔓延がひどくなったこともあって、以前はエンジニアリングルームにドライバーも入っていたのが、この2戦ほどは自分の控え室からリモートで参加するようになりました。セッション後にガレージに戻ってきたかどうかも、確認していません。

──リモートになったのは、イモラ(第13戦エミリア・ロマーニャGP)辺りからですか?

田辺TD:最近ですね。FIAが一斉に指示したわけではなくて、チームによってはもっと早くからそうしてるところもあります。確かメルセデスは、最初からエンジニアリングルームに入れてないかと。

──すでに今季のタイトルは確定したわけですが、マックス・フェルスタッペンも「モチベーションは変わらず高い」と言っていました。これから最終戦まで、PU側も戦ううえでのアプローチを変える可能性はあるのでしょうか。あるいは勝負は来年ということで、通常ならできないことをレース週末に試すつもりはありますか。PUにはいろいろ、レギュレーション上の制限があるとは思いますが。

田辺TD:特に考えていないです。やはり予選とレースの同一モードがありますし、TD(技術指令)37が、4台のPUを足並み揃えて使うようにと求めている。さらにすでに3基目に入っていて、やりくりが足りなくなりそうなのもあります。そこで何かあったらというのを考えると、あまり冒険的なことはできません。

 もちろんレースですから、冒険的なことは基本的にはやりません。ただ参考にするという意味でのトライは、ある程度はあります。とはいえ来季に向けての冒険的な挑戦は、我々の目的はあくまで目前のレースに勝つことですから、特に強調して話せることはありません。

 TDのために、自由度が大きく削がれている面はありますね。それでも余裕を持って使っているチームは、このレースで一発やってみようかとか、あるかもしれません。

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