「ライアン・レイノルズの名前を冠した道路を!」地元ラジオ局が署名呼びかけも、本人が断ったワケ

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2020年11月29日 19:12  Techinsight Japan

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「ライアン・レイノルズ通り」の実現に向けてライアン本人は…
国宝級の“いい人”ぶりで、地元バンクーバーの住民に愛されている俳優ライアン・レイノルズ。このほど地元ラジオ局がそんな彼の素晴らしい活動を称え、ライアンの名を冠した道路を作ることを提案、リスナーに「Change.org」でのオンライン署名を呼びかけた。その後、ライアン本人から「断り」の申し出があったのだが、その理由がなんとも微笑ましいものだった。

カナダ出身の俳優ライアン・レイノルズは、2011年に女優スカーレット・ヨハンソンと離婚したのち、ブレイク・ライブリーと再婚した。2014年に長女ジェームズちゃん(5)、2016年に次女イネスちゃん(4)、昨年夏に三女ベティちゃん(1)が誕生し3人の娘のパパとなったライアンは、妻や娘達に囲まれて賑やかな日々を過ごすマイホームパパである。

フレンドリーかつ茶目っ気たっぷりの性格で、ハリウッドでは“愛されキャラ”と共演者に親しまれるライアンだが、日頃から地元バンクーバーを中心に熱心な慈善活動を続けていることでも知られている。

ライアンはこれまで、妻ブレイクと連名で食糧支援団体や病院に莫大な寄付をしたり、極寒地域の生徒に300点以上の防寒具を寄付するなど様々な支援活動を行ってきた。今月25日には、夫妻がバンクーバーとトロントのホームレス青少年支援団体「Covenant House」にそれぞれ25万カナダドル(約2000万円)を寄付したことが明らかになったばかりだ。

ライアンは他にも、バンクーバーの母校卒業生全員に地元ピザ店のギフトカードをプレゼントしたり、亡くなった母親の肉声が録音されたテディベアを失くした女性のために「発見者には5000ドル(約40万円)の賞金を出す」と申し出て無事テディベアを発見したりと、規模の大小に関わらず数多くの活動を行い、バンクーバーの街に愛を届けてきた。

そんなライアンの姿勢は住民の間で常々「カナダの秘宝」「救世主」と話題に上ってきたが、このほど地元ラジオ局『The Kevin and Sonia Show with Tara Jean』がライアンの名前を冠した道路を作るべき―と嘆願書のオンライン署名を「Change.org」で呼びかけた。同サイトには「バンクーバーの道路に、ライアン・レイノルズの名前を!」とのタイトルに続き、次のように綴られている。

「ライアンはスクリーン上で私達のハートを捉えてきただけでなく、その人道支援活動によって、バンクーバー市民のベストな部分を凝縮した地元の宝として人々に愛されています。そんな彼こそ、故郷でその功績が称えられるべきです。」

「ライアン・レイノルズは世界に向け、誇りを持って故郷のポジティブなイメージアップに貢献してくれました。(なんと言っても、彼のSNSのユーザー名は“@VancityReynolds”ですから!)」

地元ラジオ局はライアンが今年行ってきた数々の支援活動を列記するとともに彼の地元愛を高く評価、最後には

「追伸:バンクーバー市は通常、亡くなった後にその方の名前を通りの名前に採用していることは承知しています。しかしこれまでには例外もありました。それに厳密に言えばライアン・レイノルズは“デッド(=死)プール”ですから、勝算は十分にあると見込んでます。」

とジョーク混じりにアピールするのだった。

その後「Change.org」には、

「ライアンはまさにバンクーバーの宝!」
「自分のルーツを忘れない、素晴らしい人間」
「住民からの感謝を表す、最高の方法だね」

など次々と賛同コメントが寄せられ、2000件を超える署名が集まった。しかしその後、ライアン本人からなんとも彼らしい返答が寄せられるのだった。

「とても親切な申し出だけど、断らせていただくよ。だって道が混んだりしたら、みんなが『ライアン・レイノルズは最悪だな』とか『ライアン・レイノルズが渋滞してる』って口にすることになるからね。兄達におおいにいじられるのが目に見えてるよ。」

ライアンのツイートには「確かにその通り」「真っ当な理由かも」「さすが、見事な切り返し」といったコメントが次々と寄せられ、その返答にすら称賛コメントが殺到している。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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