STCC:2021年カレンダーを発表。新トラック含む全6戦に復帰拡大のスケジュールに

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2020年11月30日 12:01  AUTOSPORT web

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全4戦へと短縮された2020年から2戦増加の全6戦のカレンダーへと復帰する2021年のSTCC
2017年からTCR規定を採用し、TCRスカンジナビアとしても新たなスタートを切ったSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権の2021年暫定カレンダーが発表され、全4戦へと短縮された2020年から2戦増加の全6戦のカレンダーへと復帰。そのリストには、新たな開催地ユンビヘッド・パーク(Ljungbyhed Park)が加えられた。

 新型コロナウイルス(COVID-19)感染症蔓延に苦しめられた2020年、世界的な潮流とは異なる”集団免疫獲得”の施策を打ち出したスウェーデンを中心としたシリーズだが、やはり感染症対策に無縁とは行かず。

 その開幕は8月中旬にまでずれ込み、カールスクーガのゲラーローゼン・アリーナを皮切りに、シェレフテオ、マントープ・パーク、そしてリング・クヌットストープの全4戦に縮小されての開催となった。

 そうした状況のなか、最終戦で初優勝から2勝を飾ったロブ・ハフ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/レストラップ・レーシング)が、大逆転でシリーズチャンピオンを獲得し、劇的な幕切れとなった2020年に続き、来季2021年はプラス2戦のカレンダーが策定された。

「2020年のシーズンフィナーレ以来、我々はより健全なレースカレンダーを確保するべく懸命に取り組んできた。そして、このように強力な”セットリスト”をアナウンスできることを喜ばしく思う」と語ったのは、STCCのマネージングディレクターを務めるミュッケ・ベルン。

 2021年シーズンは5月のクヌットストープで開幕し、その3週間後にシリーズ一行は飛行場を活用したサーキット、ユンビヘッド・パークへ。かつては軍事飛行学校も併設された100年近い歴史を誇る同地は、STCCの長い歴史においてもカレンダー初登場のトラックとなる。

■全6戦を実施予定とした2021年暫定カレンダー

「誰にとっても困難な時間となった2020年に、シリーズ開催に尽力してくれた各サーキットとは引き続き強力な提携関係にある。今後も彼らとの協力関係を継続できることも光栄だ」と続けたベルン。

「そして2年ぶりにアンダーストープが帰ってくるのもうれしいニュースで、新たにユンビヘッド・パークを迎え入れられたこともシリーズとって非常にポジティブな出来事だ。サポートカテゴリーにはV8サンダー・カーズとラディカル・カップ・スカンジナビアの併催も予定している」

 さらに6月のシェレフテオ・ドライブセンター・アリーナが第3戦に続き、夏休みを挟んで約2カ月後の8月にゲラーローゼン・アリーナで第4戦を開催。復活のアンダーストープ・レースウェイが第5戦として9月初旬に組み込まれ、10月のマントープ・パークで全6戦のシーズンフィナーレを迎える。

 2020年は元世界王者ハフの参戦で、レストラップ・レーシングがドライバーズ、チームの両タイトルを獲得して選手権完全制覇を達成したが、TCRスカンジナビア2冠を誇るロバート・ダールグレン(クプラ・レオン・コンペティションTCR/PWRレーシング)や、アウディRS3 LMSを走らせる2019年チームチャンピオン、ブリンク・モータースポーツらがどこまで巻き返せるかにも注目が集まりそうだ。

■STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権 2021年暫定カレンダー
RoundDateCircuitRd.15月7〜8日クヌットストープRd.25月28〜29日ユンビヘッド・パークRd.36月18〜19日シェレフテオRd.48月21〜22日ゲラーローゼンRd.59月4〜5日アンダーストープRd.610月2〜3日マントープ・パーク

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