三菱のSUV「エクリプス クロス」が変身! 出足はランエボ級?

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2020年12月04日 15:32  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
三菱自動車工業がSUV「エクリプス クロス」のデザインを一新し、プラグインハイブリッド(PHEV)仕様を追加して発売した。価格はガソリンエンジン搭載モデルが253.11万円〜334.62万円、PHEVが384.89万円〜447.7万円。電気の力を獲得したエクリプス クロスは出足が「ランエボ」級に進化しているそうだ。

○4輪制御と電動化は三菱の得意技

エクリプス クロスは三菱自動車にとって4年ぶりの新型車として2017年に発売となったSUV。世界100カ国以上で販売しているグローバルモデルで、「三菱らしいSUVだと国内外で高い評価」(三菱自動車CEOの加藤隆雄さん)を得ているそうだ。

今回の新型は全長が前後に140mm伸びて、ボディサイズが全長4,545mm、全幅1,805mm、全高1,685mmとなった。前後タイヤ間の距離を示すホイールベースは2,670mmで変わっていない。

デザインはクーペSUVらしくスリーク(なめらか)でダイナミックなものに進化させたとのこと。フロントマスクは目が細くなり、三菱のマークを装着する部分は前型ではシルバーだったが、新型は黒に変わっている。ボディカラーには有償オプションの高輝度塗装「ホワイトダイヤモンド」を追加。内装ではメーカーオプションの本革シートにライトグレーを新たに設定した。

新型のトピックはPHEVの導入だ。三菱自動車は1964年に電動車の研究に着手し、2009年には世界に先駆けて量産電気自動車(EV)「i-MiEV」を発売。その技術を応用してSUV「アウトランダー」にPHEVを設定し、世界で販売してきた実績を持つ。三菱の電動車ラインアップに今回、エクリプス クロスが加わった。

エクリプス クロスのPHEVは前後に1基ずつ(計2基)のモーターを搭載。4つのタイヤそれぞれに理想的な駆動力を配分できるのが特徴だ。4輪駆動は電動化と並ぶ三菱自動車の虎の子技術でもある。

駆動用バッテリーは13.8kWhで、EV航続距離は57.3キロ(WLTCモード)。充電しておけば、日常のほとんどのシーンをEV走行で過ごすことが可能だという。EVとして電気のみで走っていれば静かだし、モーターの走りは力強い。三菱によるとPHEVは発進時の瞬発力が売りで、その速さは「ランサーエボリューションX」に匹敵(停止状態から全開加速したとき、5m進むのに要する時間という指標でほぼ同等)するとのことだ。

クルマの電気を取り出して使うこともできる。エクリプス クロスには100VのAC電源が付いていて、最大1,500Wの電化製品を使うことが可能。急速充電口を使ってV2H(ヴィークル・トゥ・ホーム)機器に接続すれば、停電などの非常時に頼れる家庭用の蓄電池にもなる。ガソリン満タンでフル充電の状態であれば、一般家庭の最大約10日分に相当する電力を取り出せるそうだ。

新型エクリプス クロスの月間販売目標は1,000台。三菱では10月15日に予約注文の受け付けを開始しており、これまでに約2,000台を受注を獲得したという。(藤田真吾)

このニュースに関するつぶやき

  • 三菱はしばらくはこういったゲルググみたいな顔をデザインポリシーとした車で勝負するんだろうか。我輩が購入する選択肢にはないメーカーですが、もげたタイヤがこっちに吹っ飛んでこないことを祈るのみです。
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