ハースF1代表、最終戦を欠場するグロージャンへ「彼の信念と献身には、永遠に感謝することになる」

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2020年12月06日 23:11  AUTOSPORT web

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2020年F1第16戦サクヒールGP ギュンター・シュタイナー(ハース チーム代表)ロマン・グロージャン(ハース)
ハースF1チームは12月6日(日)、ロマン・グロージャンが最終戦アブダビGPを欠場することを発表した。2020年シーズン限りでハースを離れることが決まっているグロージャンにとっては、前戦バーレーンGPがこのチームでの最後のレースとなった。

 バーレーンGPの決勝レースでクラッシュを喫したグロージャンは、激しい衝突により炎上したマシンから自力で脱出したものの、両手の甲にやけどを負った。アブダビGPに向けてトレーニングを再開していたが、今後は自宅のあるスイスに戻り、治療を優先することになるという。

 グロージャンはハースF1チームの創設初年度である2016年から在籍しており、創設3年目の2018年にはコンストラクターズランキング5位に貢献した。5シーズンを共に過ごしたグロージャンの最後のレースになるはずだったアブダビGP欠場について、チーム代表のギュンター・シュタイナーは、ハースの公式サイトで以下のように語った。

「ロマンがハースF1チームでの最後のレースを欠場するというのは、当然のことながら非常に残念だ。だが先週の日曜日のインシデントにおける彼の治療や回復に関しては、彼が最善の行動を取らなければならないということに、我々全員の意見は一致している」

「この数日、ロマンは並外れた勇気と素晴らしい精神を見せてくれた。我々は、彼がアブダビでVF-20のコックピットに戻りたがっていたかを知っている。そして我々全員が、彼にそうしてほしいと思っていた」

「ロマンは初期の頃から我々のF1プロジェクトを信じて、マシンを作る前から我々のためのドライブすると約束してくれた。F1で若いチームとして我々が自分たちの目的を達成しようと、彼が我々のためにしてくれた純粋な努力と決断には、疑いの余地はない。彼の信念と献身には、永遠に感謝することになるだろう」

「そうした資質、彼の意欲や野心は、彼の回復を助けるものになるだろうと思っている。ジーン・ハース(チームオーナー)、私自身、そしてハースF1チームの全員を代表して、ロマンが完全に健康を取り戻すことを願っている」

 アブダビGPでは、ピエトロ・フィッティパルディが引き続きグロージャンの代役を務め、ケビン・マグヌッセンとのコンビで戦うことになる。なおグロージャンの2021年の活動についてはまだ正式な発表はないが、マグヌッセンはアメリカンレースの強豪、チップ・ガナッシ・レーシングからIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦することが決まっている。

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