F1第16戦サクヒールGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

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2020年12月07日 22:21  AUTOSPORT web

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2020年F1第16戦サクヒールGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2020年F1第16戦サクヒールGPの決勝レースで5位〜優勝に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。5位〜優勝のドライバーは、ダニエル・リカルド(ルノー)、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ランス・ストロール(レーシングポイント)、エステバン・オコン(ルノー)、セルジオ・ペレス)レーシングポイント)だ。

■ルノーDPワールドF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=5位
 チームにとって素晴らしい結果だ。そして、エステバン(・オコン)に「初表彰台、おめでとう」と言いたい。彼と担当チームのみんなが、本当にいいレースをしたよ。

 僕自身については、ほんの少し残念な気持ちもある。5位より上でフィニッシュすることも可能だったと思うからだ。スタートは満足のいくものだったし、1周目を終えた時点で4位に入るチャンスは十分にあると考えていた。ただ、ピットストップで(ダニール・)クビアトに先行されて、しばらく彼の背後を走ることになった。

 2回目のストップのあと、何とか彼の前に出ることができたが、あのDRSトレインの中では、できることはあまり多くはなかった。来週末もがんばって、いい形でシーズンを終えられるよう努めるよ。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=4位
 めちゃくちゃ悔しい4位だ! 最初から最後までポディウムのすぐ近くにいたのに、残念ながらあと一歩及ばなかった。

 ご存知のとおり、スタート直後にはいろいろなことがあったけど、うまくすり抜けて3番手まで浮上することができた。ソフトでの最初のスティントは絶好調だったよ。いくつかの戦略のうち、どれを選ぶか迷うところだったが、僕らは2ストップを選んだ。

 最後のセーフティカーのあと、前のメルセデスが(ランス・)ストロールを抜けなかったのも痛かった。あそこで1周余計に手間取ったのが敗因だったと思う。何とか彼を抜いてから、最後までストロールを追ったものの、わずかな差でポディウムを逃した。全力でドライブして、できることはすべてやったんだけどね。

 ただ、悔しいと同時に、僕より上のクルマは、どれも今日のレースで少しラッキーだったばかりでなく、週末を通じて僕らより少し速かったのだから、そんなに落胆する必要もないだろう。

 最終戦のチェッカードフラッグまでプッシュし続けるよ。チェコ(セルジオ・ペレス)に初優勝おめでとうと言いたい。彼に相応しい優勝だったと思う。さあ、次はアブダビだ!

■BWTレーシングポイントF1チーム
ランス・ストロール 決勝=3位
 素晴らしい結果だけれど、少しがっかりしている部分もある。今日は勝つ可能性もあったと思うんだ。1周目を終えた時点で6番手だったから、表彰台のチャンスがあることは分かっていた。

 ピットストップが1周遅かったかもしれない。それでエステバンに前に行かれてしまったんだ。ターン3出口まですごいバトルをしたが、そこで彼はDRSを使うことができた。僕にはエステバンを抜くだけのペースがなかった。チェコにもDRSを使ってターン4で抜かれた。僕がブレーキングを少し遅らせすぎて、そこで前に行かれてしまったんだ。

 でも大事なのはチームとしての結果だ。チェコが勝ったことがすごくうれしい。彼は長年このチームのメンバーだ。キャリアのなかで何度も上位を走りながら、今までは届かなかった。彼は勝利にふさわしい。

 2台揃って表彰台に上れるなんて信じられない。先週末の結果から挽回するためにこういう結果が必要だった。今年のマシンは素晴らしいし、今週末は強力だった。そして僕らは大事な時にしっかり結果を出した。

 自分たちのポテンシャルに大きな期待を抱いている。アブダビの最終戦をいい形で締めくくりたい。

■ルノーDPワールドF1チーム
エステバン・オコン 決勝=2位
 すごいレースだった! ついにやったよ! ポディウムに上がれて夢のような気分だ。フィニッシュラインを通過した瞬間、いろいろな感情がすべて解放されて最高な気分だった。確かに泣いていたし、そう言って恥じるところはないよ。ラインを横切ったあの瞬間を、僕は一生忘れないと思う。

 チームとして、しっかりといいレースができて、ペースも良かった。コース上でのバトルを楽しんで、何度かオーバーテイクを決めることもできたしね。ここまでタフなシーズンだったけど、自分を信じ続けた。それがこの素晴らしい気分で報われたよ。信じ続けていれば、いつか望みは叶うんだ!

 今年、チームは大きく進歩してきた。最高の結果でシーズンを締めくくれるように、来週のレースに集中したい。

■BWTレーシングポイントF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=1位
 自分が優勝したという実感がまだ湧かない。夢だといけないから、あまり興奮しすぎない方がいいんじゃないかと思うぐらいだ。

 この瞬間のことを何度も何度も夢見てきた。F1でここにたどりつくまで10年かかったんだ。このキャリアのなかでハードワークを重ねてきた。僕だけじゃなく、家族やスポンサーも同じだ。

 F1でメキシコを代表して成功を収めることはめったにないことだから、表彰台に立ってメキシコ国旗を眺めたあの瞬間を生涯忘れないだろう。僕と家族にとって最高の瞬間だった。

 信じられないようなレースだった。すごくいいスタートを決めて、マックス(・フェルスタッペン)とシャルルとバトルをしていたら、衝突された。でもマシンがダメージを受けなかったのはラッキーだったね。その後も諦めたりはしなかったよ。ミディアムタイヤに交換した後、セーフティカー出動中にロックアップしてフラットスポットを作ってしまった。

 バイブレーションがかなりひどく、ステアリングを握る手が痛くなってきたほどだった。もう一度ピットインしなければならないんじゃないかと思ったが、チームからはステイアウトするよう言われた。

 その後、マシンのフィーリングがよくなってきた。ミディタムタイヤでのスティントは今考えるととても重要だった。2回目のピットストップでハードタイヤを履くと、リムジンみたいにスムーズに感じ、ペースはとてもよかった。

 ランスを抜き、エステバン(・オコン)を抜くことができた。メルセデスにトラブルが発生したことは知っていたが、僕らにはジョージ(・ラッセル)を抑えきることができるだけの速さがあったと思う。シミュレーターによると、ここでオーバーテイクするには、かなりの速度差が必要なんだ。

 ラッキーだったにしろ、そうでなかったにしろ、ものすごいレースをやってのけたことは事実だ。僕らは自分たちの力で優勝した。チェッカーを受けた後、走りながら泣いてしまって、しばらく言葉が出なかった。チームにとって素晴らしい結果だ。ランスも表彰台に上ったしね。

 チームと一緒に早くお祝いをしたい。あと残り1戦だ。コンストラクターズランキング3位の位置を最後まで守り切りたいね。

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