グウィネス・パルトロウが女優を目指したきっかけ、そして演じることへの情熱が失せた理由を告白

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2020年12月11日 19:12  Techinsight Japan

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女優への情熱を失った理由のひとつは「横暴な上司」とグウィネス
ライフスタイルブランド経営者として活躍中のグウィネス・パルトロウが、このほどラジオ番組に出演した。その中でグウィネスは女優を目指すに至ったきっかけ、そして女優という職業に対する自身の情熱がのちに次第に薄れていってしまった経緯などを明かした。

2008年にライフスタイルブランド「Goop」を創設し、スキンケアグッズやホームグッズなどの販売を手がけているグウィネス・パルトロウ。ヘルシーなライフスタイルを提唱し、健康オタクのカリスマ的存在にまでなったグウィネスだが、近年は性玩具やきわどいネーミングのキャンドルを立て続けにプロデュースして注目を集めている。

そんなグウィネスが米時間9日、ラジオ番組『Quarantined with Bruce』に出演。自身が女優を目指すきっかけとなった、当時の憧れセレブの存在を明かした。テレビ・映画プロデューサーだった父と女優の母のもとに生まれ、幼少期から俳優マイケル・ダグラスが自宅に食事に訪れるというなんともセレブな環境で暮らしていたグウィネス。超有名俳優が自宅を行き来することが日常だった彼女にも、とりわけ熱烈に憧れていた女優がいたようだ。

「私はメグ・ライアンとか、ジュリア・ロバーツに対して畏敬の念を抱いていたの。『プリティ・ウーマン』を観たのは、私が高校のシニア(日本の高校3年生)だった頃よ。彼女達を見ながら、トキメキを感じたのを覚えているわ。」

「オーマイゴッド! 私のなりたいものはこれだわ! 彼女達は才能があって魅力的で、ユーモアに溢れてる。それに世界を明るくしてくれている。これこそが私のやりたいことだわ、って具合にね。」

若きグウィネスはこのように、当時売れっ子女優だったメグやジュリアがスクリーンで見せる生き生きとした姿にすっかり魅了されてしまったようだ。

女優を目指すきっかけを作ってくれた憧れの先輩メグとは『フレッシュ・アンド・ボーン 〜渇いた愛のゆくえ〜』(1993年公開)で共演が実現したが、グウィネスは当時のことを「もう彼女に夢中になってしまってね」「普段の自分ではいられなかった」と振り返っている。

グウィネスはその後『Emma エマ』(1996年公開)や『恋におちたシェイクスピア』(1998年公開)に立て続けに主演、後者では26歳にしてアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の両方で主演女優賞獲得の快挙を達成した。若くしてトップ女優への仲間入りを果たしたグウィネスだったが、実はその頃からすでに女優への情熱は薄れつつあったと言い、当時の心境を次のように明かしている。

「常に世間の厳しい目に晒されていたし、私はゴシップの破局記事の常連だった。それに自分の行いや発言、ファッションに至るまですべてが批判されていたから、そのことで私の中の演じることへのトキメキは、薄れていってしまったのね。」

普段は家族や古くからの友人との時間を大切にし、自宅で過ごすのが大好きなグウィネスにとって、“期間限定”であることが前提の制作現場や常にあちこちを飛び回らなければならない女優という仕事は精神的にもキツかったようで、

「私は料理をしたり、家で子供達をぎゅっと抱きしめていたいタイプなの。ブタペストのホテルに6週間もひとりきりなんて耐えられない。そんなのは私じゃないわね。」

と実は自身がこの仕事に不向きであることを告白したのだった。

さらにグウィネスには「女優業から身を引きたい」と思わせる“ある存在”がいた。

「ぶっちゃけて言ってしまうけれど、映画キャリアの大半を過ごした『Miramax』時代の私の上司は、ものすごく横暴な人だったわ。」

実名こそ明かさなかったが、グウィネスが「横暴な上司」と形容した人物とは、セクハラ行為で逮捕されたハリウッドの大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのことだ。

恵まれた環境とは真逆の職場で、日々「本当にこれが私の天職なのか」と自問し長年思い悩んでいたというグウィネス。その後は2003年にクリス・マーティンと結婚し2児の母に。母親業と女優業を両立させながら、ライフスタイルブランド「Goop」を創設した。近年女優業はめっきりセーブしているが、『アベンジャーズ』シリーズのペッパー・ポッツはグウィネスの新たなハマり役となっている。

興行成績やトロフィーの数といった世間からの評価に縛られ続けることなく、マイペースで道を切り開いてきたグウィネス・パルトロウ。クリスと離婚後、2018年にはテレビプロデューサーと再婚も果たし、現在は本人が思い描いた通りの“ワークライフバランス”を手に入れたようである。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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