ヴィクトリア・ベッカムが告白　エルトン・ジョンのステージを観て「スパイス・ガールズ」を離れる決意

ファッションデザイナーとして活躍するヴィクトリア・ベッカム（46）が、英版『VOGUE』に未来への自分宛ての手紙を寄稿し、かつて在籍した英女性アイドルグループ「スパイス・ガールズ」から離れた理由を告白した。ヴィクトリアは歌手エルトン・ジョンのステージを観た瞬間に、新しい将来へのステップを歩む決意をしたと明かしている。

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英版『VOGUE』が現地時間11日、ヴィクトリア・ベッカムが未来の自分宛てに綴った寄稿文を掲載した。ヴィクトリアは1990年代に女性アイドルグループ「スパイス・ガールズ」の“ポッシュ・スパイス”として活躍、元サッカー選手デヴィッド・ベッカムの妻で3男1女の母でもある。グループの活動休止後は、ファッションデザイナーとして自身のブランドを展開している。

人気アイドルグループのメンバーから華麗な転身を遂げたヴィクトリア。そんな彼女が未来の自分に向けて、世界中に“ガールズパワー”旋風を巻き起こした「スパイス・ガールズ」を去ろうと決意した時の気持ちを伝えた。ヴィクトリアは自分のことを“あなた”と呼び、このように綴っている。

「数年前にラスベガスで、親愛なる友人エルトン・ジョンのステージを観たことを思い出して。彼は『タイニー・ダンサー（Tiny Dancer）』を初めてのように演奏していた。あなたは、これが彼にとって酸素のようなものだと気付いたのよ。」

「あれは人生が変わる瞬間だった。あなたにとって歌ったり踊ったりするのは楽しいけれど、それはあなたの情熱ではなかった。あの日、あなたは自分自身の夢を探す旅を始めたのよ。」

「スパイス・ガールズから離れる時だった。初めて1人で冒険に飛び出して行った。怖かったわ。自分を定義した章の幕を閉じるのが怖かったのよ。」


スパイス・ガールズは、1994年にメラニー・ブラウン（スケアリー・スパイス）、メラニー・チズム（スポーティ・スパイス）、エマ・バントン（ベイビー・スパイス）、ジェリ・ハリウェル（ジンジャー・スパイス）、ヴィクトリア・ベッカム（ポッシュ・スパイス）の5人で結成した英ロンドン出身のガールズグループだ。


1996年のデビューシングル『ワナビー（Wannabe）』が世界中で大ヒット。デビューアルバム『スパイス（Spice）』の販売数が世界で3100万枚以上を記録し、女性グループ史上最も売れたアルバムとなった。2001年の活動休止後メンバーはソロ活動を展開、2007年に再結成しワールドツアーを開催した。2019年にはヴィクトリアを以外のメンバー4人で再結成ツアーを行っている。

グループの活動休止後、ヴィクトリアはファッションアイコンとして注目を浴び、有名ブランドのアンバサダーやモデルを務めた。2004年には自身のブランド「VB Rocks」を設立、2008年にはブランド「Victoria Beckham」を立ち上げ、ファッションデザイナーとして高評価を得た。2019年にはコスメブランド「Victoria Beckham Beauty」をスタートしている。

常に前進してきたヴィクトリアは、将来も前向きな姿勢で歩き続けるであろう自分に向けてこのように記した。

「あなたが今も新しいことに挑戦して自己改革をしているのを知っている。批判する人達を無視していることも分かっているわ。自分の道を切り開くために、従来の常識にとらわれず、常にその先に目を向けているのよ。」
「最初にその情熱をファッションに注ぎ、最近では美容に情熱を見出した。その次は何？　知りたくて仕方ないわ。」

画像は『Victoria Beckham　2021年1月4日付Instagram「Love this striped lurex top paired with 70s inspired denim.」、2019年8月25日付Instagram「Beautiful day with beautiful people xxxx kisses」、2020年2月16日付Instagram「Always a privilege to work with the best team.」』『Spice Girls　2020年10月29日付Instagram「90s Vibes with this」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）