「結婚指輪が私たちの関係をオープンにするきっかけをくれた。」LGBTQの女性カップルに聞いた、結婚やブライダルリングへの想い

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2021年01月16日 13:11  マイナビウエディング

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カップルの数だけ、プロポーズのかたちや指輪にこめた想いがある。今回は2020年8月にパートナーシップ制度で“ふうふ”となった女性カップル「なるみさん&ジェニーさん」にインタビュー。TwitterやYouTube等のSNSで同性カップルの結婚やLGBTQの情報について発信し、表参道の結婚式場「IWAI OMOTESANDO」でオンライン結婚式も挙げるなど、積極的にパートナーへの愛を表現している彼女たち。プロポーズはお互いにサプライズで想いを伝えたというおふたりに、ロマンチックなプロポーズストーリーや結婚指輪選びのお話などをお聞きしました。





2回目のデートで結婚を意識。真っすぐにお互いの心と向き合い、この人となら一緒に未来を歩めると思った。

写真左からなるみさん、ジェニーさん

―ラブラブな雰囲気に包まれているおふたりですが、馴れ初めを教えてください。

なるみさん:出会いのきっかけはマッチングアプリでした。初めての待ち合わせは私が主催しているオリジナルフレグランスづくりのワークショップ。ジェニーはとっても緊張していましたね(笑)。フレグランスを作る時は、その人がどういう人なのか知るために、何が好きで、どういう未来を描いているかカウンセリングするんです。話をしていくうちにジェニーは自由を愛し、人を包み込む広い心と優しさを持った人だと感じ、徐々に惹かれてきました。

ジェニーさん:実は私は一目ぼれでした!(笑)


  
なるみさん:2回目のデートの時には、お付き合いした時の親への伝え方や、将来の子供のことなど、結構深い話をしました。特に私は今まで男性としかお付き合いをしたことがなかったので、ジェニーはより不安だったみたいです。お互いが不安に思うことに向き合い、一つ一つつぶしていく。ふたりにとってそれはとても大切な時間でした。

ジェニーさん:長くお付き合いしたいからこそ、未来を見据えた関係になりたいと思っていました。不安から目をそらさず、お互いに向き合った話し合いができたから、この人なら大丈夫。信頼できる。と思うことが出来ました。

なるみさん:デートの帰り際にジェニーがなんだかもじもじしていて(笑)。ジェニーから告白してくれました。


プロポーズはお互いにサプライズで。プラネタリウムの星空の下で婚約指輪を彼女の指に。

  
―プロポーズの時のことを教えてください。

なるみさん:IWAI OMOTESANDOが行った同性カップルの結婚式を無料でプロデュースするという取り組みに応募して結婚式をすることになった流れもあり、プロポーズする前に結婚式をすることが決まったんです。
結婚式をするということは、プロポーズしなければ!と気づき、お互いの誕生日がすぐだったこともあり、急いで秘密で準備をはじめました。

選んだ舞台はジェニーが行きたがっていた舞浜。プラネタリウムに行き「星にまつわるエピソード」を紹介するプログラムを見たのですが、最後のストーリーが偶然プロポーズのテーマで「これはきたー!」と (笑)。
クライマックスのタイミングでジェニーの手をとり、指輪をはめました。

ジェニーさん:まさかここではめられるとは!とビックリ。でもあとから感動が来て、館内に響く音楽をバックにお互い涙目で見つめ合いました。

なるみさん:私の方が号泣していたかも(笑)。
でも間違えて右手に指輪をはめてしまって(笑)。

ジェニーさん:感動している最中に、左手にはめ直してくれたよね(笑)。


婚約指輪は彼女らしさが感じられて重ね着けできるデザインをチョイス。

  
―プロポーズで贈る婚約指輪を選ぶポイントは何かありましたか?

なるみさん:重ね着けしたかったので華奢なものがいいかなと思っていました。あとは個性をだしたくて、ジェニーは水色が似合うのでアクアマリンが入っているものを選びました。
アクアマリンには幸せを呼ぶという意味もあるので、それも選んだ理由ですね。

―ジュエリーショップでの接客はいかがでしたか?

なるみさん:スタッフの方には、特別なプレゼントで贈りたいと思っていることをお話し、自然に対応してくれました。大事なものを買いに行って嫌な思いをしたくない、という想いもあったのでLGBTQフレンドリーと謳っているお店を選びました。


期待を超えるロマンチックな演出でプロポーズ返し! 婚約指輪はお揃い感を大切に。

  
―なるみさんからのプロポーズを受けて、ジェニーさんはどのようなプロポーズをされたんですか?

ジェニーさん:とても素敵なプロポーズをしてもらったので、これを超えるプロポーズをしなければと気合が入りましたね(笑)。
なるちゃんからは自然いっぱいの場所に行きたいというリクエストがあったので、千葉の南房総の海沿いにあるフランスの田舎町をイメージしたホテル「オーパヴィラージュ」を選びました。温泉がいろいろあって、ハンモックもあったり、海外のバカンスにきたような雰囲気で素敵なんです。
事前にホテルの人にはプロポーズすることを相談。食後のデザートのタイミングでバーに案内してふたりきりにしてくれたりなど、粋な計らいをしてくれました。

なるみさん:ふたりで食事をゆっくりしたあと、お部屋のドアを開けたらビックリ!
バラの花束とメッセージカードが置いてあり、ジェニーを見たら彼女は跪いていて…。花びらに包まれた指輪ケースをパカッとしてくれました。
とてもびっくりして、指輪ケースにセットされていた指輪を思わず自分ではめてしまいました(笑)。

―ふたりともプロポーズで婚約指輪をはめなおしたのがおふたりらしいですね(笑)。
ジェニーさんが婚約指輪を選んだポイントは何ですか?

ジェニーさん:もらった指輪と似たような指輪にしたいと思っていました。ウェーブを描いていて重ね着けしやすそうなデザインで。でもなかなか見つからなくて…。
ジュエリーショップに行き、もらった指輪をスタッフさんに見せて「これに似たやつください!」とオーダーしました(笑)。


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