東京オートサロン2021出展車レポート/WRCドライバー勝田貴元の愛車や本格ドリフトマシンのGRスープラも登場

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2021年01月19日 16:01  AUTOSPORT web

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勝田氏が実際に所有しているトムス/GRヤリス
『東京オートサロン2021』は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて中止になってしまったが、1月16日と17日の2日間、富士スピードウェイに展示予定だった車両が結集。
 その数、およそ140台。メーカー&ショップの想いが込められた車両のなかから、オートスポーツwebが注目したモデルカーを紹介していこう。

■東京オートサロン2021出展車両 注目5選

■トムス/GRヤリス





 トムスと深い縁がある、現役WRCラリードライバーの勝田貴元氏が関わる、トムス・GRヤリス。出展されたこの車両は、勝田氏が実際に所有している車両とのことだ。

 現時点では開発途中のコンセプトモデルというが、WRCモデルのデザインエッセンスが注がれたエアロパーツや、ホイール&エキゾースド系に手が入れられ、純正のスタイリングよりも、精悍さが強まった印象を受ける。

 今後、エンジンチューンの開発を進めていく意向とのこと。エアロパーツを含めて、この仕様のまま商品化されるかは検討段階とのことだが、順調にいけば今夏頃には提供を開始する予定だ。



















■トムス/ハリアー





 トムスブランドとして発売が予定されているトヨタ・ハリアーのコンプリートカー。

 全国のトヨタディーラーで販売されることもあって、スタイリングや機能性に配慮したほか、一部の部品を除いて、堅牢高精度のABS樹脂を用いるなど、品質面も重視している。

 パーツ構成も基本の3点に加えて、フロントグリルやバンパーガーニッシュ、4本出しマフラーなどが用意されるなど充実の内容。

 スポーティな印象が大きく高まる、トムスならではのスタイリングに仕上がっていた。



■イケヤフォーミュラ/IF-02RDS





 2017年の東京モーターショーで来場者を驚かせた、イケヤフォーミュラのオリジナルレーシングカー『IF-02RDS』。

 今回の東京オートサロン2021TVにて、再びその姿を見ることができた。車検取得済みで“公道で走れるレーシングカー”として有名な車両だが、機能メカニズムが高い技術が注がれたリアルパーツであることも大きな特徴。

 コンピューター解析を用いてデザインされたボディパーツや、マニュアル操作も可能というシングルクラッチ・シームレス・ドグミッションなど、その深淵を覗けば覗くほど、凄みを実感させてくれる。

 ちなみに『IF-02RDS』の後継モデルも現在開発しているそうで、2021年中にはお披露目できそうとのこと。

 後継モデルではフルカーボン化などの多くの新技術にチャレンジするそうだ。







■クスコ/GRスープラ Formula D





 2020年のフォーミュラードリフトジャパンで鮮烈のデビューを果たした、『クスコ・GRスープラ Formula D』。

 サスペンションやロールケージ、LSDなどの自社で市販するパーツとスペシャルチューンを用いて仕上げられた現役のワークスマシンだ。

 リヤのデフやクイックチェンジ、LSDなどのレースシーンの技術がフィードバックされた機能系パーツは市販化されているとのこと。

 GRスープラでドリフトを嗜むユーザーにとっては、見逃せない存在だろう。



■78ワークス/フェアレディZ(Z34)





 78ワークスはスポーツ/セダン用のランプ系カスタムを幅広く手がけるブランド。

 今回はヘッドライトとリヤテールをLEDタイプを用いることでイメージチェンジさせた、Z34のカスタム車両をお披露目した。

 注目はヘッドライト。ハイスペックモデルと名付けられたLEDライトは、メインライトもデイライトもすべて高輝度LEDを用いて、圧倒的な光量を実現している。

 ベースユニットがブラック地ということもあって、昼間でも明暗のコンストラストを楽しむことができる。
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