ORβIT HEECHO、パフォーマンス力とリーダーシップ兼ね備えたメンバー 努力家でチャーミングな面が愛されポイントに

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2021年01月21日 06:01  リアルサウンド

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ORβIT『00』

 先週、4月21日に1stミニアルバム『Enchant』をリリースすることを発表したORβIT。1stアルバム『00(オーツー)』に続く作品が楽しめるのは、非常に喜ばしい。早く7人が揃って活動しているところを見たいものである。彼らのさらなる飛躍を願って、これまでYUGO、SHUNYA、YOONDONG、JUNE、YOUNGHOON、TOMOとメンバー一人ひとりにスポットを当てて紹介をしてきた。最後となる今回は、リーダーの“キムヒボス”ことHEECHOを取り上げたい。


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 HEECHOは1994年生まれの26歳。スッキリした端正な顔立ちと、身長186cmの9等身という抜群のスタイルの持ち主だ。ORβITメンバーの発表動画で彼を見た時は、さらに洗練されたビジュアルになっており、まるで二次元から飛び出してきたように感じたものである。非の打ち所がない二次元キャラのようなイメージの通り、HEECHOは何でもこなせるスーパーマンである。


 まずはパフォーマンスにおける、その多才さに言及したい。HEECHOは11歳から練習生として活動をしていたため、すでにキャリアは15年になる。そのキャリアを表すかのように、高音パートもお手の物。透明感とどこか儚さのある歌声でORβITの楽曲に華を添えている。言わずもがなダンスも完璧で、細かな所作で自分ならではの世界像を作りあげている。『PRODUCE 101 JAPAN』のグループバトルで課題曲となった三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの「RAISE THE FLAG」ではオリジナルの振り付けも手掛けていたほどだ。


 さらに、パフォーマンス中の表情作りもバッチリ。『PRODUCE 101 JAPAN』コンセプトバトルで見せた、セクシーさ溢れる正統派なクールな表情も、「ツカメ 〜It’s Coming〜」の明るくポップな表情も、ORβITの「UNIVERSE」で見せた絶対王者のような近づきがたい幻想的な表情も、何でもこざれだ。


 さらに、リーダーに適した資質もあるから驚きだ。『PRODUCE 101 JAPAN』でも年下の練習生たちを可愛がる様子が映し出されていたが、ORβITでもメンバーたちを引っ張っている様子が多々見られる。例えば、「『UNIVERSE』M/V Behind the Scenes」では初のMV撮影となるJUNEに対して動き方のアドバイスをしたり、自分が先にやって見せたり、「『Lazurite』Behind the Scenes」ではビデオ通話で歌い方のアドバイスをしたり、「みんなのいいところをどうやって出そうかずっと悩んでて」と自分だけでなくメンバー全員の魅せ方の心配をしたり……。リーダーシップはもちろんのこと、視野の広さも垣間見せている。


 さらにその心遣いは対メンバーだけではない。彼の誕生日に公開された、FCコンテンツ「ひちょのいちおうQ&A(だけど話したいこと話すだけ)」のダイジェスト版。その中で、「見えることが全てじゃないから、皆さん。あんまり僕たちのことを心配しないで、ただ楽しんでほしいです」と語り、EαRTH(ORβITのファンネーム)への気遣いも見せてくれていた。


 こうしてパフォーマンス力、リーダーシップを併せ持つHEECHOだが、さらに努力家という一面も持っている。流暢な日本語も独学で学んでおり、『PRODUCE 101 JAPAN』の「1分PR」内で「平成6年9月生まれ」と日本の元号を使っているのを聞いた時には驚いた。「ひちょのいちおうQ&A(だけど話したいこと話すだけ)」ダイジェスト版では、韓国語で話しても字幕が出ることを受けて「これからは難しい話は韓国語を使……わないようにします。日本語勉強しないと」と、悩みつつも日本語を使うと宣言してくれていた。


 そんなHEECHOは完璧なだけでなく、チャーミングな面も多々持っているから愛おしい。『PRODUCE 101 JAPAN』で母親に電話するものの電話番号が変わってしまっていたというハプニングでおどけてみたり、「『UNIVERSE』Dance Performance Video Behind the Scenes」でスタンバイに向かうメンバーに「頑張れよ。……俺もか!」と笑顔を見せてみたり。このチャーミングさもギャップとなり、HEECHOの魅力の一つになっている。


 パフォーマンスは完璧で、リーダとしても頼れて、努力家。だがチャーミングな一面も持っているHEECHO。彼の多才さに脱帽すると同時に、敏腕プロデューサー的目線を持ったHEECHOがいればORβITは安泰なのでは? とも思えてくる。2021年も、その才能を生かして1stミニアルバムのタイトル通り、多くの人たちを魔法にかけてうっとりさせ続けていってほしい。(高橋梓)


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