『日本アカデミー賞』優秀作品賞発表 『浅田家!』『ミッドナイトスワン』など

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2021年01月27日 04:00  ORICON NEWS

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写真『第44回日本アカデミー賞』優秀作品賞に決定した映画『浅田家!』(C)2020 「浅田家!」製作委員会
『第44回日本アカデミー賞』優秀作品賞に決定した映画『浅田家!』(C)2020 「浅田家!」製作委員会
 2019年12月16日から2020年12月31日までに日本で公開された優秀作品を表彰する『第44回日本アカデミー賞』15部門と新人俳優賞の受賞者・作品が27日、発表された。優秀作品賞は『浅田家!』、『男はつらいよ お帰り 寅さん』、『罪の声』、『ミッドナイトスワン』、『Fukushima 50』の5作品。最優秀賞は3月19日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われる授賞式で決定する。

【写真】『罪の声』『ミッドナイトスワン』も!『アカデミー賞』作品賞一覧

 『浅田家!』(中野量太監督)は二宮和也主演で、父、母、兄、自分の4人家族を被写体にユニークな家族写真を送り出している浅田政志氏の写真集『浅田家』と、東日本大震災で泥だらけになった写真を持ち主に返すボランティアに参加した浅田氏が、作業に励む人々を撮影した『アルバムのチカラ』の2冊の写真集が原案。

 『男はつらいよ お帰り 寅さん』(山田洋次監督)は、『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』以来、22年ぶりの完全新作となる第50作で、過去のシリーズを絡めた現在の「くるまや」の人間模様が描かれた感動作。

 『罪の声』(土井裕泰監督)は、原作者・塩田武士氏の綿密な取材と着想が織り混ぜられ、事件の真相と犯人像が“本当にそうだったのではないか”と思わせるリアリティーにあふれた物語で話題に。小栗旬が昭和の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、残された証拠を基に取材を重ねる大日新聞の新聞記者・阿久津英士、星野源が京都で亡くなった父から受け継いだテーラーを営み、物語の発端となる子どもの声の脅迫テープが自分の声だと気がつく曽根俊也を演じた。

 『ミッドナイトスワン』(内田英治監督)は、故郷の広島を離れて東京・新宿で生きることを決断し、崩れ壊れてしまいそうな自己を自分自身で支えながら生きるトランスジェンダーの凪沙(草なぎ剛)と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(服部樹咲)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。

 『Fukushima 50』(若松節朗監督)は、世界のメディアから“Fukushima 50”(フクシマフィフティ)と呼ばれていた東日本大震災により発生した原発事故の現場に残った名もなき作業員たちにスポット。佐藤浩市が原子炉から最も近い中央制御室を指揮する1・2号機当直長の伊崎利夫、渡辺謙が福島第一原発所長だった吉田昌郎さんを演じた。

 選考対象作品は、日本映画154本・外国映画210本で、日本アカデミー賞協会の会員・3953人による投票が行われた。同賞の司会は、女性司会者に昨年の『日本アカデミー賞』で最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョン、男性司会者は昨年に続き、フリーアナウンサーの羽鳥慎一が担当する。

 シムは「昨年、本当に貴重な賞をいただいて、未だに感謝の気持ちや喜びがあふれています。今年は司会者として授賞式に参加します。司会を務めるのは人生で初めてですので、しっかりと言葉を届けられるように、日本語の勉強を頑張っております」と意気込み。羽鳥は「普段、集うことができない第一線の俳優さんが一堂に会します。去年『この方々はこういう関係性なんだ」と感じることができました。今年も間近ででそれぞれの俳優さんの知られざる関係性を知ることができるのがとても楽しみです」とコメントを寄せた。

 『第44回日本アカデミー賞』優秀賞の主な受賞結果は以下の通り。

■優秀作品賞

『浅田家!』
『男はつらいよ お帰り 寅さん』
『罪の声』
『ミッドナイトスワン』
『Fukushima 50』

■優秀アニメーション作品賞
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
『映画 えんとつ町のプペル』
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
『ジョゼと虎と魚たち』
『STAND BY ME ドラえもん 2』

■優秀監督賞
内田英治(『ミッドナイトスワン』)
河瀬直美(『朝が来る』)
土井裕泰(『罪の声』)
中野量太(『浅田家!』)
若松節朗(『Fukushima 50』)

■優秀脚本賞
内田英治(『ミッドナイトスワン』)
中野量太/菅野友恵(『浅田家!』)
野木亜紀子(『罪の声』)
前川洋一(『Fukushima 50』)
山田洋次/朝原雄三(『男はつらいよ お帰り 寅さん』』)

■優秀主演男優賞
小栗旬(『罪の声』)
草なぎ剛(『ミッドナイトスワン』)
佐藤浩市(『Fukushima 50』)
菅田将暉(『糸』)
二宮和也(『浅田家!』)

■優秀主演女優賞
小松菜奈(『糸』)
永作博美(『朝が来る』)
長澤まさみ(『コンフィデンスマンJP プリンセス編』『MOTHER マザー』)
倍賞千恵子(『男はつらいよ お帰り 寅さん』)
広瀬すず(『一度死んでみた』)

■優秀助演男優賞
宇野祥平(『罪の声』)
妻夫木聡(『浅田家!』)
成田凌(『窮鼠はチーズの夢を見る』)
星野源(『罪の声』)
渡辺謙(『Fukushima 50』)

■優秀助演女優賞
江口のりこ(『事故物件 恐い間取り』)
黒木華(『浅田家!』)
後藤久美子(『男はつらいよ お帰り 寅さん』)
桃井かおり(『一度も撃ってません』)
安田成美(『Fukushima 50』)

■新人俳優賞
服部樹咲『ミッドナイトスワン』
蒔田彩珠『朝が来る』
森七菜『ラストレター』
岡田健史『望み』『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』『弥生、三月−君を愛した30年−』
奥平大兼『MOTHER マザー』
永瀬廉『弱虫ペダル』
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