ゆきぽよ、詐欺逮捕の知人男性になぜ合いカギ渡した? 芸能人は「近い人こそ要注意」と思うワケ

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2021年01月29日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

ゆきぽよインスタグラムより

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「地元の先輩もかなりよくしてくれて」ゆきぽよ
『サンデー・ジャポン』(TBS系、1月24日)

 芸能人のいちジャンルとして、ギャルタレントは定着したといえるのではないだろうか。ギャル枠はあっても、ギャル男枠がないのがミソだと私は思っている。若くて派手めで、知識量は少ない。けれど、理解力があって、打てば響く。言葉づかいが多少おかしいところがあっても、男を立てる気配りが行き届いている……ギャルタレントのそんな特徴が「女性には自分より下であってほしい」と願うタイプの男性を喜ばせるのではないだろうか。ギャルタレントにありがちな「元カレが少年院」というのも、「元カレがIT長者」というより座りがよいだろう。

 しかし、それは過去のことだから笑えるのであって、現在進行形で、彼氏や親しい人が警察のお世話になってしまうと、話は変わってくるだろう。

 1月28日号の「週刊文春」(文藝春秋)が、2019年にゆきぽよに交際を迫っていた4歳年上の知人男性が、ゆきぽよ宅のキッチンの前で泡を吹いて倒れていたと報じた。ゆきぽよは119番通報し、男性は病院に搬送。コカインの薬物反応があったことから、ゆきぽよ宅も家宅捜索されたが、違法なものはなく、彼女は尿検査でも陰性だった。しかし法的に問題はなくても、違法薬物を使うような男性と親しくしていることがわかれば、イメージの低下は免れないだろう。

 記者会見の代わりだろうか、1月24日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演したゆきぽよは、髪を落ち着いた色にし、黒い服を着て謝罪した。コカインを使用した男性は、ネットでは18年に詐欺容疑で逮捕されたといわれていたが、ゆきぽよはそれを認めた。イメージ商売であるにもかかわらず、過去に事件を起こしていた男性との交友関係を絶たなかった理由について、ゆきぽよは「しつこく付きまとわれていていたので、それで切りづらかった」「その男性を紹介してくれた先輩、地元の先輩もかなり良くしてくれて、かわいがってくれていたので、『コイツと関われないから切るわ』って言えなかった」と恐怖と義理人情のために、つい交友関係を続けてしまったと説明した。

 交際するつもりのない男性を家に入れるというのは、あまり一般的ではない判断だと思う。『バイキングMORE』(フジテレビ系)に出演したタレント・アンミカも「情の厚いヤンキーキャラだとしても、お付き合いをお断りしている人に合いカギを渡して、家に残していくっていう行動と発言のギャップの違和感は拭えない」と、ゆきぽよの不注意さを指摘した。そう考えると、これでも運がよかったほうなのかもしれない。相手の男性が、ゆきぽよの家に偶然もしくは故意に違法薬物を落としていったりしたら、大変なことになっただろう。

◎飯島愛さんのことを思い出すワケ

 しつこく付きまとわれていたとしても、先輩の紹介でも、断りたければ断れるはずだし、今の芸能界で、反社会的なイメージを与える男性と親しくすることがどんなに危険なことか、ゆきぽよはわからないわけではないと思う。だからこそ、何かふかーいワケがあるのではないかと邪推してしまうのだ。

 08年に亡くなったタレントの飯島愛さんをご記憶だろうか。飯島さんはAV女優を経て、タレントに転向した。深夜番組のお色気要員のような時期もあったが、頭の回転の速さと飲み込みの良さを島田紳助さんらに認められ、トーク番組に欠かせない人気タレントに成長。しかし、理由がはっきりしないまま、飯島さんは芸能界を引退。自宅マンションで亡くなっているのが発見された。

 飯島さんの生前に出版された、彼女の親友を自称する女性が書いた本を読んだことがある。それによると、飯島さんは芸能界入りする前の知り合いから、しつこくゆすられたり、カネを貸せと迫られていたという。

 飯島さんが芸能界入りしてからも交際は続いていたということは、親友の女性は、飯島さんにとって心許せる存在だったのだろう。知られざる飯島さんの一面や友情秘話が語られるかと思ったが、そればかりではなかった。これは私の主観でしかないが、親友は飯島さんを妹のように慈しみながらも、多少は嫉妬しているように感じられた。自分の近しい人の成功だからこそ、まばゆすぎる。傷や恥を含めたプライバシーを分かち合っているだけに、余計に「友達はうまくやった」と感じられて、その成功がよけいに妬ましく感じる。それも友情の一側面ではないかと思う。

 また先日、脱税に関する本を読んでいたところ、税務署に「あの人は脱税をしている」とタレコミの電話をかけてくるのは身内が多いと書かれていた。遺産相続で不平等があって不満を持ったりすることがきっかけになるらしい。この傾向は外国でも同じようで、東ドイツの秘密警察シュタージへの密告は身内によるものが一番多かったそうだ。

 ゆきぽよは大丈夫だと思うが、このように「近い人にこそ要注意」というのは大いなる真実ではないだろうか。今はスマホの普及で、無駄に写真を撮る時代だから、イメージ低下につながるような画像が出回る可能性は高い。そこでウソをついたり、相手を丸め込もうとすると話はややこしくなる。そんなときはまず専門家に相談! というのが、私の老婆心だ。

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  • どこかで断ち切らないと、ね。無理なら、そのように生きて行くしかない。自分も塀の向こう側へ。
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