ベルネイ、ヒュンダイETCRプログラムに加入。ファーフスとともに開発&テストを担当

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2021年02月09日 11:41  AUTOSPORT web

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デイトナでデモ走行を行ったヒュンダイ・ヴェロスターN ETCR
日本のスーパーGT GT500クラスでも活躍した“JK”ことジャン-カール・ベルネイが、ヒュンダイ・モータースポーツが実施しているETCRプロジェクトに加わることがアナウンスされた。

 ヒュンダイは現在、電動TCRカーシリーズでの活動ならびに同カテゴリーでのカスタマーレーシングプログラムを実施すべく『ヒュンダイ・ヴェロスター』ベースのEVレーサー、ヴェロスターN ETCRを開発中だ。
 
 2020年10月にイギリスでシェイクダウンが行われたこの車両の開発には先月、デイトナでのデモンストレーション走行を担当したアウグスト・ファーフスが開発兼テストドライバーとして携わっているが、今回発表されたベルネイのプログラム加入によって開発スピードの向上が期待されている。

 2017年TCRインターナショナル・シリーズ王者であり、この分野で豊富な経験を持つベルネイは、数週間以内にヴェロスターN ETCRでの最初のラップを披露することになるとされた。また、ヒュンダイ・カスタマーレーシングにおける彼の2021年活動プログラムの詳細も追ってアナウンスされという。

「ヒュンダイ・モータースポーツのカスタマーレーシングドライバーとしてヴェロスターN ETCRプロジェクトに参加できることをうれしく思っている」と語ったベルネイ。

「この機会を与えられたとき、僕にとってそれは見逃せないものだった。大きなメーカーと一緒に仕事をするのはつねに素晴らしいことだ。ヒュンダイ・モータースポーツは長期的なビジョンを持っているため、その一部になれることに興奮している」

「アウグスト・ファーフスとエンジニアたちが、シャシーとeキットコンポーネントの作業に多くの時間を費やしているのは知っている」

「僕はそれを利用するのを楽しみにしているが、同時にヴェロスターN ETCRが以前のTCRカーと同じように成功するように、このクルマの開発において自分自身の役割を果たすことを楽しみにしているんだ」

 ヒュンダイ・モータースポーツのアンドレア・アダモ代表は、ベルネイの加入について次のように述べた。

「ジャン-カールはヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシングのドライバーとして最適な人員だ。彼はTCRレースやモータースポーツの世界で多くの経験と成功を収めているからね」

「彼の最初の仕事はアウグスト・ファーフスとともにヴェロスターN ETCRの開発に取り組むことだ。数週間後に行われる最初のテストから、彼のフィードバックは我々のエンジニアやETCRサプライヤーのメンバーが、最初のレースに向けて行うすべての作業を進めていく上での助けになるだろう」

 アダモがベルネイにかける期待は大きく、彼は「ベルネイがヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシング・プロジェクトでどのようなクルマや役割を担うにしても、素晴らしい結果が期待できると確信している」と語っている。

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