ヘルムート・マルコ、レッドブルF1とフェルスタッペンの契約に“パフォーマンス条項”が存在すると認める

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2021年02月17日 07:11  AUTOSPORT web

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2020年F1第12戦ポルトガルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンの契約に含まれているパフォーマンス条項によって、彼が2021年末にレッドブル・レーシングを離脱できる可能性があることを認めている。

 2020年の最終戦アブダビGPにおけるフェルスタッペンの圧倒的なパフォーマンスは、来月のプレシーズンテストや開幕戦ですぐにでも速さを発揮するチャンスがレッドブルにあることを示していた。レッドブルは今シーズン、改良された2021年型マシンとホンダ製の新パワーユニット(PU)で装備を固め、メルセデスと戦おうという強い期待を抱いている。

 しかし23歳のフェルスタッペンがグリッド上での最高のマシンに遅れをとり、シーズン全体で平均してある程度の差がつけられるとなると、理論的にマシンの力不足がフェルスタッペン離脱の引き金となる可能性がある。また、ルイス・ハミルトンがF1を引退して、メルセデスのシートが空くタイミングが一致するかもしれない。

「確かにパフォーマンス条項はある」とマルコはドイツのウェブサイト『F1-Insider』に話すなかで認めた。

「詳細について話すつもりはないが、マックスは実力でレース優勝とタイトル獲得を競うことができるといったことが書かれている。もし彼がそうできれば、契約は更新される。そうでなければ、彼は自由の身となる」

『F1-Insider』の報道によると、もしフェルスタッペンのパフォーマンスが一貫して最高のマシンから0.3秒以上の遅れをとるようなら、彼は2021年末か、もしくは契約が満了する前にチームを離脱できるという。

 2020年シーズンの結果が力強いものであったことから、レッドブルは少なくともまだ性能を発揮することへの過度のプレッシャーを感じてはいない。それでもなおレッドブルは、上位グループのライバルであるメルセデスとの差を埋めるために懸命に改善を行っており、そのことがフェルスタッペンの“パフォーマンス条項”の行使に至る可能性への懸念を和らげている。

「それが我々のゴールであり、私が信じていることだ。マックスだけでなく、我々のDNAには勝利への渇望がある」とマルコは語った。

「我々は順調に進んでおり、条項を満たすことができると考えている」

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