「トロピカル〜ジュ!プリキュア」ファイルーズあい、先輩プリキュアから繋ぎたい思い「強い愛をもって作品に携わりたい」

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2021年02月28日 08:21  マイナビニュース

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●メイクは誰でも楽しんでいいもの
プリキュアの新シリーズ「トロピカル〜ジュ!プリキュア」が、本日2月28日あさ8:30より放送スタート(ABCテレビ・テレビ朝日系列)する。そして3月20日には、『映画ヒーリングっど・プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』と同時上映となるスペシャルムービー『映画トロピカル〜ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ・ダンスパーティ!』も公開される。

「トロピカル〜ジュ!プリキュア」(略称:「トロプリ」)では、南国をイメージした海辺の街を舞台に、明るく元気いっぱいなキュアサマーたちプリキュアが、人魚のローラと共に大活躍を繰り広げる。本作でキュアサマー/夏海まなつを演じるファイルーズあいに、意気込みを聞いた。

――このインタビューは『映画トロピカル〜ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボ・ダンスパーティ!』アフレコ終わりに収録させていただいています。アフレコを終えた感想をまず聞かせてください。

短い映像の中に「トロプリ」の魅力がギュ〜!っとつまっていたので、私たち演者もページをめくる間もないくらい疾風怒濤の展開でした。でもそのドタバタ感がすごく楽しくて、その楽しさが見ている方にも伝わるんじゃないかなって。

――振り返って、キュアサマー役に決まった時はどんな様子だったのでしょう。

オーディションで原稿を読んだ時から、まなつにはすごく自分と通ずるところがあるなと思っていたので、すごくやりたい!と思っていました。合格の通知をいただいた時は、ただただ本当に信じられなくて、その場で足をバタバタさせてしまったんです。でも落ち着いて少しずつ状況が受け入れられるようになってきた時に、「私、プリキュアになったんだ」って。そう自覚した時に目の前が輝いてきて、これが"トロピカってる"ってことなんだって思いました(笑)。

――1年間にわたって演じる役ですから、役作りの面で苦労されたことなどはあったのでしょうか?

まなつとは、明るかったり、すぐに人と仲良くなれたりするところが似てる……自分で言うと恥ずかしいですけれど(笑)。ローラ役の日高里菜さんとキュアコーラル/涼村さんご役の花守ゆみりさんが「本当にそのままだよね!」とよく言ってくださるので、「私の感じるままにやればいいんだ」と考え直して、あまり作りこみすぎず、自然に演じることを心がけています。ただ、まなつに比べて私自身は大人なぶん、達観しているところもあるので、経験したことがあるようなことも、まなつの年代の新鮮な気持ちに戻って演じるようにしています。

――「プリキュア」といえば変身が大きなポイントですが、変身前・変身後で変えていることはありますか?

私も最初は変えた方がいいのかなと思って質問させていただいたのですが、まなつに関してはその変化はないということでした。ただ、番組を見てくれているお友達に呼びかける時などはちょっとお姉さんになりますね。いつもは猪突猛進で、自分の好きなことだけにフォーカスしていることが多いので、その差は少し意識しています。

――ファイルーズさんから見た、「プリキュア」が作られる現場の特徴はありましたか?

ライブ感ですね。「トロプリ」はテンポが速くて、ちょっとでも気を抜いてしまうと置いていかれそうなくらいです。そのぶん、まなつの表情がコロコロ変わってすごく楽しいところでもあるんですけど。収録では周りのみなさんがすごく器用に演技をされているので、私もそんな器用さを身につけたい、と落ち込みそうになるんですけど、まなつだったらもっとポジティブな方向で自分なりのよさを出すんだろうなって私もポジティブに切り替えています。

――「トロピカル〜ジュ!プリキュア」ではメイクで変身していくんですよね。

一番現実的なイメージかもしれません。私も、メイクをすると別人になれたみたいにスイッチが入るんです。それこそ、メイクすることで私の"やる気パワー"がチャージされるんです。メイクってただ顔にファンデーションを塗ることじゃなくて、自分に自信をつけることだと思うんです。

私も、昔は自分のメイクや髪型、服装に無頓着で、ぜんぜんやっていなくて、「どうせ自分がやっても変わらないんじゃないか」って、ちょっと(キュア)パパイアさんに似ている部分があったんです。でも、オシャレな友達にメイクを教えてもらったりしてメイクをしてみたら、自分が生まれ変わったような感じがしました。それで、人の目を見て話すことが恥ずかしくなくなって、自信を持てるようになりました。そのおかげで今の自分があるとすら思っているので、メイクの影響ってすごいですよね。

なので、私自身はコスメやメイクが大好きです。ただ、勘違いしてほしくないのは、女の子だから絶対にメイクしなきゃいけないみたいに思ってほしくはないということです。いままで興味なかったけど、作品を見たことがきっかけでメイクをしてみようと思えたって言ってもらえたらすごくうれしいですね。

これは私の個人的な意見なんですけど、メイクって女の子だけのものではないと思うんです。私の友人にもメイクを楽しんでいる男性もいます。女の子だから絶対にしなくちゃいけないというわけでもないし、男の子だからしちゃいけないってわけでもない。好きな人がしていいと思うんです。この「トロピカル〜ジュ!プリキュア」という作品は、コスメに魅了された子たちがコスメの力で自分に自信をつけて、思いっきり悪に立ち向かって、かつ学園生活を楽しんでいる。その姿が、すごく輝いているなと思っています。それに、人魚とコスメの組み合わせって、カワイイ×カワイイで最強ですよね。

●あとまわしの魔女は大人に刺さる

――いよいよテレビシリーズがスタートしますが、「ここに注目してほしい!」というポイントは?

「トロプリ」では、"あとまわしの魔女"という敵と戦います。子どもたちからすると倒してほしい敵だと思うんですけど、大人にとってはドキッとするというか、"刺さる"ところが多いんじゃないかなって。年を取るとともに、「これは明日の朝やればいいや」ってなるじゃないですか。責任が伴うようになって必然的にやることが増えると、どうしても心の中の"あとまわしの魔女さん"が出てきてしまうと思うんですね。

でも、まなつたちは違うんですよね。彼女たちは「いま一番大事なことをやろう!」なんです。まなつたちが輝いていて強いのは、自分がいま一番大事なことに向かって一直線だからなんだと思うんです。そこは私も見習いたいなと思いますし、ついついあとまわしにしがちな大人のみなさんにも見ていただきたいですね。

――これから1年間、まなつを演じていく上で目標にしていることは?

落ち着きがほしいです(笑)。どうしても緊張したり、何回も間違えたりしてしまうと余計に焦ってしまうんです。私は先輩プリキュアの「ヒーリングっど・プリキュア」キュアグレース/花寺のどか役の悠木碧さんを声優としてすごく尊敬していて、いつもどんなセリフにもきちんと対応して、キャラにすごく寄り添っていて、かつ技術的な面もものすごいなと感じています。そうしたスキルは1年でとても身につけられるものではありませんが、少しでも近づくために、もっと自分を俯瞰して見て、落ち着いて取り組めるようになりたいなと思っています。

――「ヒーリングっど・プリキュア」から「トロピカル〜ジュ!プリキュア」へ。シリーズとしてずっと続いている「プリキュア」ですが、ファイルーズさんが先輩プリキュアたちから繋ぎたい思いとは?

先輩プリキュアの方たちと直接お話をさせていただくという機会はなかったので、私が個人的にインタビューなどを拝見させていただいて大事にしたいなと思ったことは、プリキュアはたくさんの方が情熱と愛を注いで作られている作品なので、私も強い愛をもって作品に携わりたいと思っています。それは、私にとってはまなつの情熱に寄り添って演じていくことだと思うので、これからも熱いパッションをもってやっていきたいです。

――最後にこれから始まる作品を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

私が常に思っているのは、プリキュアは選ばれた女の子たちの物語ですけれど、自分が変わりたいと強く願って、自分がいま一番大事なことに向かって一直線に頑張っている子はみんなプリキュアなんですよ。だから、みんなで"トロピカって"いきましょう!

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  • 暑苦しいくらい元気な女の子が主役 松岡修造が少女化したのかと思った
    • イイネ!1
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