プレミアリーグ第27節が8日に行われ、チェルシーとエヴァートンが対戦した。
4位のチェルシーが勝ち点差「1」の5位エヴァートンをホームに迎えた、チャンピオンズリーグ(CL)出場権をかける重要な直接対決。最初にチャンスを迎えたのはチェルシーで、16分にCKのこぼれ球をジョルジーニョがボレーで狙うも、これはわずかに枠を外れる。
すると31分、チェルシーはハドソン・オドイのスルーパスに抜け出したマルコス・アロンソが折り返すと、中央で反応したのはカイ・ハフェルツ。右足で合わせたボールは、DFベン・ゴッドフリーに当たってコースが変わりゴールへと吸い込まれ、チェルシーが先制に成功した。前半はこのまま1−0で終わり、試合はハーフタイムへと差し掛かる。
後半に入ると53分、チェルシーはハドソン・オドイの浮き球をハフェルツが胸トラップからハーフボレーで叩き、見事な連携でネットを揺らすも、これはハフェルツのハンドの判定に。一方のエヴァートンも、ギルフィ・シグルズソンのラストパスからリチャーリソンが右足で狙うも、ようやく訪れたチャンスを生かすことができない。
そして迎えた64分、マテオ・コヴァチッチの縦パスからハフェルツが裏へ抜け出すと、飛び出したGKジョーダン・ピックフォードに倒されてチェルシーがPKを獲得。これをジョルジーニョがしっかりとモノにし、そのリードを2点に広げた。
その後も追加点のチャンスを作るチェルシーは、80分と85分にティモ・ヴェルナーが一対一の決定機を迎えるも、ピックフォードのセーブにあって得点には至らず。86分のエンゴロ・カンテのシュートもエヴァートンの守護神に阻まれ、3点目を奪うことはできない。
しかし試合はこのまま終了。上位決戦を制したチェルシーは公式戦4試合連続のクリーンシートを達成し、4位の座を守ることに成功した。一方敗れたエヴァートンはCL圏内の4位浮上のチャンスを逃し、ウェストハムに勝ち点で抜かれて6位へと後退した。
次節、チェルシーはアウェイでリーズと、エヴァートンはホームでバーンリーと13日に対戦する。
【スコア】
チェルシー 2−0 エヴァートン
【得点者】
1−0 31分 オウンゴール(ベン・ゴッドフリー/チェルシー)
2−0 65分 ジョルジーニョ(PK/チェルシー)