ウェストハムは9日、イングランド人MFマーク・ノーブルとの契約を2022年6月30日まで延長したことを発表した。併せて、同選手が2021−22シーズン限りで同クラブを退団することを発表した。
現在33歳のノーブルは、2000年にウェストハムの下部組織に入団し、2004年10月にトップチームデビューを飾った。ハル・シティやイプスウィッチへと期限付き移籍していた時期を除いてウェストハム一筋でプレーしており、これまでにクラブ歴代7位の公式戦通算520試合に出場している。
ウェストハムの主将を務めるノーブルは発表に際し、クラブ公式サイトを通じてコメント。サポーターに向けて、現在の心境を綴る手紙を発表した。
「みなさん、こんにちは。まずは、ここにいる選手やスタッフを代表して。皆様のご無事とご多幸を心よりお祈り申し上げます」
「この手紙は、クラブが2022年夏まで契約を延長する機会を受け入れてくれたことへの喜びを個人的にお伝えしたくて書きました。熟考の末に、2021−22シーズンがウェストハム・ユナイテッドのファーストチームの選手として18年目、そして最後のシーズンとすることを決断しました。これは、家族や友人、クラブの人たちとたくさん話し合って決めた決断です」
「(デイヴィッド・モイーズ)監督とも話をしましたが、彼とクラブは何かを築き上げ、このクラブをポジティブな方法で前進させ続けたいと考えていることは明らかです。それは私が全面的に信用している方法でもあります。同時にウェストハム・ユナイテッドの特質や価値観を後押ししたい−特に新加入選手やアカデミーを通過してくる若い選手たちに対して−という私の願望はこれまでと同様に強いものです」
「何よりもまず、私は自分がピッチ上で提供できるものがたくさんあると今でも強く信じています。もし、自分自身が正当な役割を果たし、チームに価値をもたらすことができないと感じていなければ、新しい契約にはサインしなかったでしょう」
「幸いなことに、これまでのキャリアの中で大きな怪我をすることがなかったのは幸運だった。体調も本当に良く、健康的に過ごしていますが、今でも毎朝ワクワクした気持ちで朝に起きることができています。これからもチームメイトたちとハードワークを続けたいですし、ロッカールームの雰囲気を良くさせたいです」