チャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦セカンドレグが9日に行われ、ドルトムントとセビージャが対戦した。
ファーストレグを3−2のリードで終えたドルトムント。ホームで迎えたセカンドレグは、35分、左サイドの高い位置でセビージャからボールを奪取すると、マフムド・ダフードのスルーパスにマルコ・ロイスが抜け出す。GKも出てきたところで中央へ折り返すと、最後はマークを外したアーリング・ハーランドが左足で押し込みドルトムントが先制に成功した。
1−0のスコアでゲームは後半へと入ると、48分、ドルトムントは自陣でのテンポ良い繋ぎから左に開いたハーランドへ。トルガン・アザールとの連携でゴール前に侵入すると、巨漢MFフェルナンドを吹き飛ばしたハーランドがそのまま右足でネットを揺らした。
しかしこの前のシーンでセビージャにファールがあったとしてゴールが取り消され、ドルトムントにPKが与えられると、ハーランドのキックをGKヤシン・ボノがストップ。だがこれはVARで蹴り直しを命じられ、2度目はきっちりとハーランドが決めてみせた。
反撃したいセビージャは67分、アレハンドロ・ゴメスのクロスに対してルーク・デ・ヨングが合わせようとしたところを、エムレ・ジャンが倒してしまいPKの判定。これをユセフ・エン・ネシリが左足で決めて1点を返す。
その後もセビージャが攻勢を強めると、90+6分にはイヴァン・ラキティッチの正確なクロスからエン・ネシリがヘディングで決める。あと1点に迫ったセビージャだが、試合はこのまま終了。ドルトムントが勝利し、準々決勝への進出を決めた。
【スコア】
ドルトムント 2−2(2試合合計:5−4) セビージャ
【得点者】
1−0 35分 アーリング・ハーランド(ドルトムント)
2−0 54分 アーリング・ハーランド(PK/ドルトムント)
2−1 68分 ユセフ・エン・ネシリ(PK/セビージャ)
2−2 90+6分 ユセフ・エン・ネシリ(セビージャ)