クロちゃんが「豆柴の大群」のプロデュースで感じた「アイドルの人生を背負う」という重圧

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2021年03月11日 11:30  AERA dot.

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写真クロちゃん/1976年12月10日生まれ。広島県出身。2001年4月に団長安田、HIROと「安田大サーカス」を結成。スキンヘッド、強面には似合わないソプラノボイスが特徴(撮影/写真部・小黒冴夏)
クロちゃん/1976年12月10日生まれ。広島県出身。2001年4月に団長安田、HIROと「安田大サーカス」を結成。スキンヘッド、強面には似合わないソプラノボイスが特徴(撮影/写真部・小黒冴夏)
 安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて“真実”のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは、「水曜日のダウンタウン」内の企画で誕生したアイドルグループ「豆柴の大群」。昨年は、念願のメジャーデビューを果たし、レコード大賞新人賞にも輝くなど、大活躍の一年だった。しかし、アドバイザーとして、一部の作詞なども手掛け、グループを支えるクロちゃんには、さらなる野望があるという。クロちゃんが目指す「豆柴の大群」の未来とは?

【写真】クロちゃんとはもう特別な関係?「豆柴の大群」はこちら

*  *  *
 ボクは、アイドルグループ「豆柴の大群」のアドバイザーを務めている。(グループ結成当初の肩書きはプロデューサー)

 これまでの活動内容を簡単に説明すると、2019年12月にシングル「りスタート」でインディーズデビュー。2020年10月にはシングル「AAA」でメジャーデビューをして、12月にはレコード大賞新人賞も獲得(これはメンバーと一緒に号泣)。そして、2021年1月にメジャー1stアルバム「まめジャー!」を発売したんだしん。

 グループ結成から、1年3カ月。振り返れば、あっという間だったなー。

 正直に言うと、最初、「水曜日のダウンタウン」でアイドルグループのプロデューサーをするっていう企画を聞かされた時は、素直には喜べなかった。

 もちろん、ボクはアイドルが大好きだから、いつかはそういう仕事がやれたらいいなって、昔から漠然と思ったりしていたのは事実。 だけど、そうなったら、今後アイドル談義で好きなこと言えなくなっちゃうなとか、他のアイドルを応援しづらくなるなとか、色々考えちゃって、ボクには到底無理だろうなって思っていた。

 何より、その子たちの人生を背負うことになっちゃうし、そんな責任感のある仕事、ボクにできるかなって。だから、企画の話を聞いた瞬間は、ヤッター!っていう気持ちよりも、「これはちゃんとやらないといけない…」って覚悟したし、重圧を感じたのを覚えている。

 でも、色んな人たちの支えのおかげで、インディーズのデビューシングル「りスタート」は、予想以上の反響があった。タワーレコード限定での販売だったけど、各地で売り切れが続出したんだ。

 ボクが作ったアイドルグループに、日本中が一喜一憂しているような気がして、ほんとうに嬉しかった。

 ただ、それと同時に、ここからが大変だなとも感じた。

 現時点でもそうだけど、「豆柴の大群」は、普通のアイドルが3〜5年かけてやるような活動を、駆け足でしている状態だった。だから、メンバーの経験値も当然少ない。この人気を維持していくためには、一体どうすればいいのかっていうのは、つねに考えていたし、もちろん今でも、それを考えない日はない。

 現プロデューサーの渡辺淳之介さんとも、よく話をした。最初は、ボクと渡辺さんのアイドルに対しての考え方が違いすぎて、戸惑うこともあったけど、今は、逆にそれが「豆柴の大群」の魅力だと感じている。例えば、ボクが作詞をした楽曲は可愛い雰囲気なのに対して、その他の楽曲はロック調でかっこいいものが多い。それが「天使と悪魔」の2面性って感じで、良い相乗効果になっているような気がするんだよね。

 渡辺さんのアイドルの育て方って、すごく独特。ダンスの振付、ライブ中に行うコントなどは、基本的にはメンバー自身に考えさせるんだ。それってすごいこと。メンバーたちに任せるって、すごくリスクが高いでしょ? それで「面白くない」って評判が立つ可能性もあるわけだしね。

 少し荒療治だけど、そうやって色んなことに挑戦させないと、能力って伸びていかないから、やらせているみたい。メンバーは大変だろうけど、どんどん自由に、好きに育っていいよっていう環境だから、それはそれで面白いと思う。

 結成当初に比べて、ダンス、歌、MCと、みんなが成長しているのも分かる。特に、他のメンバーに比べて少し遅れて入ったカエデ(カエデフェニックス)は、ほんとうに頑張っていると思う。

 正直、カエデは歌もダンスも、他のメンバーに比べて、劣るところがあった。当初は、SNSとかでも「ダンスや歌が下手だ」っていうコメントが書かれたりもしていた。

 でも、それでも、ひたむきに頑張って、最近では「カエデのダンスがうまくなっている」って声も出始めてきたし、ある楽曲では、初めて長いソロパートももらえるまでになった。

「カエデ、頑張ったね、負けなかったね」って、ボクはほんとうに嬉しかった。この「成長過程」が、アイドルの最大の魅力なんだよね。

 もうボクにとって「豆柴の大群」は「娘」みたいなもの。

 何故かわからないけど、久しぶりに会ったりすると、何か少し気まずい雰囲気になるんだ。なんか照れくさいというか、お互い何か恐縮している感じ(笑)。この感覚って、なんなんだろ(笑)。

 改めて考えると、たぶん、これって、思春期の娘と父親の関係に似てるんじゃないかなって、勝手に思ったりしている。「まめジャー」の中で、「DADDY」っていう楽曲をミユキ(ミユキエンジェル)が作詞してくれていたのもあって、余計にそう思ってしまうのかも(笑)。

 メンバーには、「豆柴の大群」をナンバーワンのアイドルにするって約束した。

 だから、「豆柴の大群」が、紅白に出られるような国民的アイドルになるまで、ボクは頑張りたいなって思う。

 そして、いつかは、犬の「豆柴」みたいに、老若男女みんなに愛されるような存在になってほしいな。

 ちなみに、最近では、インターネットで「豆柴」って打つと、予測で「豆柴の大群」って出てくるから、気になって調べちゃう愛犬家の人もいるみたい(笑)。

 どうせなら、愛犬家の人は、全員「豆柴の大群」を好きになってもらいたいね(笑)。

 今後の「豆柴の大群」の活躍に期待しててほしいしん。

(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)

このニュースに関するつぶやき

  • 豆柴の大群のアイドル番組でもいいけど,何かのMC番組をやってほしいですね!
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  • クロちゃんの意外な才能に少し驚いたなぁwww
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