ユヴェントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、古巣のレアル・マドリードに復帰する可能性があるようだ。11日、スペインメディア『El Chiringuito TV』が報じた。
現在36歳のC・ロナウドは2009年夏、当時の史上最高額となる9400万ユーロ(当時レートで約129億円)の移籍金でマンチェスター・Uからレアル・マドリードへと完全移籍した。レアル・マドリードでは公式戦通算438試合に出場して450得点をマークし、2度のリーグ優勝や4度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝など数々のタイトル獲得に貢献。また、在籍時に4度のバロンドールを獲得するなど、様々な個人賞も手にしてきた。
C・ロナウドは2018年夏、1億ユーロ(当時レートで約130億円)の移籍金でユヴェントスへと電撃移籍。ここまでは公式戦通算121試合の出場で92得点を記録し、2年連続のセリエA優勝などに貢献している。しかし、クラブが最も期待を寄せる“CL優勝請負人”としての役目は果たすことができておらず、加入1年目はアヤックスに敗れてベスト8で敗退。2年目の昨季はリヨンに敗れて、3年目の今季はポルトに敗れて、それぞれラウンド16での敗退となった。
C・ロナウドとユヴェントスの契約は2022年6月末まで残っているが、9日のポルト戦後からはその去就に関する憶測が飛び交うようになっている。そんななか、C・ロナウドの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏が、古巣レアル・マドリードと接触したようだ。『El Chiringuito TV』によると、J・メンデス氏とレアル・マドリードの関係者の会話はあくまでも非公式なものだったが、C・ロナウドが再び“白い巨人”の一員となる可能性について話し合ったという。
C・ロナウドはユヴェントス移籍後、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長との関係悪化が退団を決意した原因の一つだったと認めていた。しかし、両者はその後に関係修復の兆しを見せていることから、復帰は非現実的な話とは言えないだろう。C・ロナウドの退団後にビッグイヤーから遠ざかっているマドリディスタもレジェンドの帰還を歓迎するはずだが、果たして同選手の去就はどのようなものになるのだろうか。