プレミアリーグ第28節が13日に行われ、11位リーズと4位チェルシーが対戦した。
試合はハイプレスのリーズ対ポゼッションのチェルシーという構図になり、前半はお互いに限られたチャンスの中で先制点を目指す展開に。リーズは10分、ルーク・アイリングのクリアが味方のディエゴ・ジョレンテに当たって跳ね返ると、ボールは自ゴールへと向かうが、幸いにもクロスバーに救われて事なきを得た。すると15分、リーズに決定機。タイラー・ロバーツがエリアの外からゴール右上隅を狙ってミドルシュートを放つと、ボールは相手GKエドゥアール・メンディに触られたこともあってポストに嫌われた。対するチェルシーはワントップ起用となったカイ・ハフェルツを生かしきることができず、前半はお互いに無得点で折り返した。
チェルシーは48分、エリア内で相手を剥がしたハフェルツが不得手な右足を振り抜いたが、コースには飛ばせず、相手GKイラン・メリエに正面で防がれる。59分にはクリスティアン・プリシッチがエリア内での仕掛けから右足で狙ったが、これも相手GKの正面。
リーズは77分から78分にかけて、立て続けにチャンスを迎える。右サイドをえぐったハフィーニャの折り返しにD・ジョレンテが合わせると、シュートは枠を捉えていたものの相手にブロックされる。その後のコーナーキックではハフィーニャのボールにロドリゴが頭で合わせたが、相手GKメンディに防がれた。
1点が勝負を分ける緊迫した展開は90分間続いたが、試合はお互いに得点を奪えないまま終了。リーズはリーグ戦19試合ぶりのドローで今季3分目となった。チェルシーはリーグ戦3試合ぶりのドローで3連勝を逃したが、トーマス・トゥヘル監督就任後からの公式戦無敗を維持した。
次節、リーズは19日にアウェイでフルアムと対戦する。チェルシーの次戦は17日に行われ、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグでアトレティコ・マドリードとホームで対戦する。
【スコア】
リーズ 0−0 チェルシー