リーガ・エスパニョーラ第27節が15日に行われ、バルセロナとFW岡崎慎司の所属するウエスカが対戦した。岡崎はベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。
試合は13分、ボールを握るバルセロナは、セルヒオ・ブスケツから縦パスを受けたリオネル・メッシが前を向くと、エリア外から左足を振り抜く。ゴール左寄りから放たれたボールは、クロスバーを弾いてそのままゴールへ吸い込まれた。エースの見事なゴールでバルセロナが先制する。
続く35分、バルセロナはペドリからアントワーヌ・グリーズマンへボールが渡ると、スペースができたところでミドルシュートを狙う。すると左足の強烈なシュートはゴール左上隅へと突き刺さり、グリーズマンのスーパーゴールでバルセロナが追加点を奪う。
さらにゴールを狙うバルセロナは、42分にジョルディ・アルバのクロスからフレンキー・デ・ヨングが飛び込むも、これはクロスバーに嫌われる。すると反撃するウエスカは、前半ロスタイムにカウンターを発動すると、クロスに飛び込んだラファ・ミルがGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに倒されPKを獲得。これをラファ・ミルが自ら決め、1点を返して前半を折り返す。
後半に入ると、バルセロナが再び試合の主導権を握る。53分にショートコーナーからメッシが正確なクロスをあげると、中央で待ち構えたのはオスカル・ミンゲサ。完璧なヘディングでゴールを破り、バルセロナがまたしてもリードを2点に広げる。
攻撃に転じるウエスカは56分、クロスをファーサイドのダニ・エスクリーチェが頭で折り返すと、ラファ・ミルが胸で無人のゴールへ流し込もうとするもこれは枠を外れる。リードするバルセロナは試合のペースをコントロールしつつ、イライクス・モリバ、フランシスコ・トリンコンら次々とフレッシュな選手を投入し、追加点こそならないもののウエスカに主導権を渡さない。
すると90分、フランシスコ・トリンコンのパスを受けたメッシがエリア外から左足で狙うと、これがディフェンスのブロックに当たってそのままゴールへ。バルセロナがエースのこの日2点目でダメ押しゴールを奪い、試合の行方を決定づけた。
試合はこのまま終了。勝利したバルセロナは、今節引き分けた首位のアトレティコ・マドリードに勝ち点差「4」へと迫った。一方敗戦したウエスカは、以前リーグ最下位を脱出できていない。
次節、バルセロナは21日にアウェイでレアル・ソシエダと、ウエスカは20日にホームでオサスナと対戦する。
【スコア】
バルセロナ 4−1 ウエスカ
【得点者】
1−0 13分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
2−0 35分 アントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)
2−1 45+4分 ラファ・ミル(PK/ウエスカ)
3−1 53分 オスカル・ミンゲサ(バルセロナ)
4−1 90分 リオネル・メッシ(バルセロナ)