EWCに新体制で挑むヨシムラSERT Motulがル・マンでシェイクダウンテスト実施「バイクはより扱いやすく快適」

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2021年03月16日 19:01  AUTOSPORT web

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2021EWC:加藤陽平ディレクター、グレッグ・ブラック、渡辺一樹、ダミアン・ソルニエ監督(ヨシムラSERT Motul)
2021年からFIM世界耐久選手権(EWC)に新体制で挑む『ヨシムラSERT Motul』は、フランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで1度目のシェイクダウンテストを行った。

 ヨシムラSERT Motulは昨シーズン王者のSuzuki Endurance Racing Team(SERT)と日本の名門チームであるヨシムラの合同チームだ。マシンはスズキGSX-R1000Rを使用し、タイヤは今季からブリヂストンにスイッチしている。

 先週3日間行われたシェイクダウンには、チャビエル・シメオンとMotoGPカタール公式テストに臨んだシルバン・ギュントーリを除き、グレッグ・ブラックと渡辺一樹が参加した。また、ダミアン・ソルニエ監督と加藤陽平ディレクターも現地入りしている。

 ダミアン・ソルニエ監督は「マシンは日本で準備されたものだ。スズキとヨシムラはバイクの開発に多額の投資をしてくれた」と述べた。

 チームディレクターの加藤陽平氏は「スズキとヨシムラは鈴鹿8耐で勝つために年々バイクを開発してきました。このバイクは、ヨシムラの鈴鹿仕様がベースになっています。昨年以来、私たちはSERTと協力して、24時間レースに適応させて開発してきました」と語った。

 そのバイクに乗ったグレッグ・ブラックは最初のセッションを終えて「まだGSX-Rではあるが、たくさんの小さな変更がある。電子制御は進化しており、ブリヂストンタイヤとの相性が良いパッケージになっている。フットペグの位置を変更をするなど、小さなものの結果として、バイクはより扱いやすく快適になった」とコメントしている。

 今月末にはシメオンとギュントーリを含めた全員で2度目のテストが行われるという。そして、4月17〜18日に無観客ではあるが、開幕戦ル・マン24時間が同地のル・マン-ブガッティ・サーキットで開催される予定だ。

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