サカイオーベックスは1891年創業の酒井商店を前身とし、1934年に法人化。現在は主力の染色加工事業をはじめ、繊維販売事業や制御機器事業など複数の事業を展開している。
今回のTOBは、繊維業界の環境変化に柔軟に対応できる経営基盤の確立に努めるとともに、競争力のある企業体質を構築し、企業価値の向上に注力するために実施。第3位の株主であるニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)とは全株式を取得する契約を結んでいた。TOB不成立となったため、2021年3月期の期末配当は1株あたり50円とすると発表した。