全日本ラリー王者、新井大輝がWRC復帰。フィエスタR5で第3戦クロアチア参戦へ

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2021年04月08日 15:01  AUTOSPORT web

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2021年の実質的な開幕戦となった第2戦新城で2位表彰台を獲得したADVAN KYB AMS WRX(新井大輝/小坂典嵩組)
2020年シーズンのJRC全日本ラリー選手権を制し、自身初のシリーズチャンピオンを獲得した新井大輝が、4月23〜25日に行われるWRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアにスポット参戦することが発表された。

 このアナウンスは、NSGグループの株式会社アイ・シー・オーが、新井の父であり元PWRC世界チャンピオンの新井敏弘が代表取締役を務めるアライモータースポーツとのキャスティング・マネージメントに関する業務協力を行うとした発表のなかで明らかにされたもの。

 アイ・シー・オーは、WRC日本ラウンド“ラリージャパン”の開催決定などによって盛り上がりをみせているラリー競技の分野で、新井親子がドライブするスバルWRX STIの車両協賛スポンサーをはじめ、新井敏弘、大輝両選手のメディアや企業との連携に寄与していく予定だという。

■JRC第3戦唐津を欠場しWRC復帰戦に向け、ラリー・サンレモに参戦

 そんな新井親子が参戦している全日本ラリーは今週末、第3戦『ツール・ド・九州2021 in 唐津』が佐賀県唐津市を中心に行われる。

 しかし、同大会のエントリーリストには、ディフェンディングウイナーでもあるシリーズチャンピオンの名前が記されていない。その理由は、大輝がふたたび世界戦に挑戦するためだ。

 アライモータースポーツは、大輝の王座獲得の実績をふまえWRCに復帰参戦させることを決定。今季第3戦クロアチアへのスポット参戦に加え、その後も複数のラウンドでのエントリーを予定しているという。

 その復帰戦に先立ち、大輝はJRC唐津と同週にイタリアで行われるラリー・サンレモに出場。オーストリア人のハイグル・ユルゲンをコドライバーに迎え、フォード・フィエスタ・ラリー4のステアリングを握る。
 
 その後、28歳の彼はオーストリアに拠点を置くストール・レーシングに合流し、今月23〜25日に開催されるWRCクロアチアではフォード・フィエスタR5をドライブする予定だ。

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