萩原利久、“先生”斎藤工と10年ぶりの再会に喜び「今年一番幸せ」

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2021年04月15日 06:01  テレビドガッチ

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4月23日(金)よりスタートするHuluオリジナル『息をひそめて』。本作の配信に先駆け、物語の舞台となった多摩川の川沿いにある映画館「109シネマズ二子玉川」にて、いち早く第1話〜第4話、そして第8話を特別にスクリーン上映する完成披露試写会が開催。第1話・第8話出演の夏帆、第2話出演の萩原利久、第4話出演の蒔田彩珠、第1話・第7話・第8話に出演の斎藤工らキャスト陣、そして本作でメガホンをとった中川龍太郎監督が登場した。

本作は、2020年コロナ禍となった多摩川沿いの町で暮らす人々の、些細で尊い人生に光を当てた全8話のオムニバスドラマ。実際の撮影も2020年の11月〜12月に行われ、日本中、世界中の人たちが経験した、コロナ禍で生活をする人々の“日常”をリアルに切り取っている。

本作の企画の成り立ちについて中川監督は、「この作品のテーマの本質としては、コロナそのものではなくて。コロナによって出てきた社会の問題や心の歪みみたいなものは、元々あった問題がこのコロナ禍で顕在化したということだと思うんです。そこの部分を、まさに今この瞬間、ドキュメンタリーのように今出すことに意味があると思い、取り組ませていただきました」と説明。

監督と仕事をするのは本作が初めてだったという萩原は「実際にある学生寮を使って撮影をしたんですが、一番驚いたのは、撮影初日に現場入りしたら監督が寮から『おはよー!』って出てきたこと。現場スタッフや演者だけじゃなく、作品に協力してくれる方一人ひとりに丁寧に接する姿が印象的でした。僕はその学生寮で生活する寮生の役だったので、監督の姿を見て『これだ!』って、自分もこんな風に馴染みたいと思いました」と撮影現場でのエピソードを披露。

本作の中で合唱部の先生を演じた斎藤は、「生徒の中に、役者ではない現役の学生さんが何人かいてくれて。長回しのシーンでは、台本にはないですが、コロナ禍を実際に経験されてきた合唱部の生徒さんにいろいろ質問をしたり。発表会が延期になったりしたお話は、もうドキュメントでした。フィクションとノンフィクションの境目がないような、不思議な感覚でしたね」と中川監督作品ならではの雰囲気を振り返った。

続いて、本作で描いたテーマの一つである「変わったこと、変わらなかったこと」にちなんで、それぞれがこの1年感じた日常での小さな変化や、改めて変わらずに大切にしたいことについての話題に。夏帆は、「やっぱり撮影現場に行くと、今まで当たり前だと思っていたことが通用しなくなったり、新たにルールができたりすることが多いです。例えば私たち役者も本番以外はフェイスシールドをするようになりましたし、“お茶場”と呼ばれる、お菓子や飲み物が置かれているスペースも無くなってしまって。でも、こういう変化の多い1年を経て、自分の中で大事にしたいものや人、時間など、今までぼやっとしていたものの輪郭がはっきりしていった感覚があります」とこの1年を振り返った。

萩原は「僕が一番感じたのは、友達関係です。コロナ禍になる前は、一週間のうちに何度も会ったり、多くの時間を共有することで友達関係が大きくなっていくような気がしていましたが、こういう状況になりそれができなくなって、1年に一度とか本当に久々に会っても意外と変わらないんだなと気づきました。もちろん距離感や時間の使い方は変わりましたが、友達との関係そのものは何も変わらない。変わったこと、変わらないことの両方の気づきがありました。」と語った。

そしてイベント中盤には、夏帆、萩原、蒔田、斎藤ら登壇キャストにサプライズの演出が! 中川監督が撮影を通して抱いたキャストそれぞれのイメージを、この季節ならではの花束で表現してプレゼントした。

夏帆に贈られたのは、「リシアンサス」の花束。中川監督は、「夏帆さんは僕と同世代で、小さい頃からすでに大スターという印象。素敵に年齢を重ねられて渋い魅力も出てきて、その雰囲気がこの花の印象とぴったりだと思い選びました」とコメント。「出演されている第2話の世界観と、萩原自身がもつ爽やかな空気感にこのブルーの色合いが合う」と萩原に贈られたのは、「アスチルベ」の花束。蒔田には、「映画『朝が来る』を拝見した時から、マグマみたいな、うちに秘めた激しいものを持っている印象がある」といって、「トリフォニウム」の花束を贈った。そして監督が「いわゆる世間がイメージする“陰”とは違った人間としての薄暗いものも持っているイメージで、ただかっこいいだけじゃない人」と語る斎藤には、「フリチラリア」の花束が贈られた。

続いて、この1年で一番幸せだったことについて聞かれると、夏帆は「この質問、難しいですよね。イベントが始まる前に控え室でも、“そもそも幸せってなんだ”というところからすごく考え始めちゃって(笑)」と悩みつつ、「コロナ禍で外出自粛期間になり、撮影現場にいけない期間が多かったので、久々に現場に行った時にやっぱり現場って楽しいなと、こうやってお芝居ができることがすごく幸せだなと感じました。そんなふうに感じた自分も意外でしたし、それは去年の大きな発見でしたね」と振り返る。

蒔田は「最近無事に高校を卒業しまして、それが一番の幸せだなと思います」と笑顔を見せ、MCから日本アカデミー賞新人賞や毎日映画コンクール女優助演賞ほか、数々の功績について問われると「こんなにたくさんの授賞式に参加できることは今までなかったので、とてもいい経験になった1年だったなと思います」と控えめに答えた。

萩原は「今こうやってお客さんの前に立てていることも嬉しいんですが……実は僕、斎藤さんとお会いするのが多分丸10年ぶりで。12〜13歳の頃、僕が生徒で斎藤さんが先生役として共演していて、それ以来なので、今日こうやってお会いできたことが今年一番幸せです!」と告白すると、斎藤も「そう言ってもらえて僕も一番幸せです」と笑顔で応えた。

そしてイベントの最後には、会場に集まった観客や配信を楽しみにしている全国のファンへ向けて、中川監督が「日本中、世界中が本当に息をひそめて過ごした1年。まだ終わってはいないですが、息をひそめて過ごしながらも、必ず素晴らしい日もくるでしょうし、こういった日々の中にも美しいものがあるということが、この作品の大切な部分だと思います。この作品を観ていただいて、少しでも気に入ってくださった方はぜひ広めていただけたら嬉しいです」と締めくくった。
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