上白石萌音、初の朝ドラで変化を実感 深津絵里&川栄李奈へ繋ぐバトン「プレッシャーはまったくない」<カムカムエヴリバディ>

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2021年04月17日 05:04  モデルプレス

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写真上白石萌音(C)NHK
上白石萌音(C)NHK
【モデルプレス=2021/04/17】2021年度後期のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でヒロインを務める女優の上白石萌音が、このほど行われた取材会に出席。初の朝ドラ出演への思いや、作品の魅力、英語との関わりなどについて語った。

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連続テレビ小説105作目となる今作は、連続テレビ小説『ちりとてちん』の藤本有紀氏が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリー。

安子・るい・ひなたとして、母から娘へとバトンを繋ぐ、戦前から戦後、そして令和までの物語をヒロインの3人が紡いでいく。初代ヒロイン・橘安子を上白石、二代目ヒロイン・るいを深津絵里、三代目ヒロイン・ひなたを川栄李奈が演じる。

安子は、1925年3月22日、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店街にある和菓子屋「たちばな」で生まれる。御菓子司「たちばな」の看板娘で、あんことおしゃれが大好きなごく普通の女の子。ラジオ講座をきっかけに英語を学び始める。

◆上白石萌音「カムカムエヴリバディ」に手応え

上白石は、3月下旬にクランクイン。撮影から3週間が経ち、制作統括の堀之内礼二郎氏は「俳優としても人間としても本当にチャーミングで素敵な方。萌音さんがいると現場が輝くんです。そんな太陽のような萌音さんの魅力を感じていただけたら」と明かす。上白石は、今の心境や撮影の状況、手応えについて語った。

上白石:本当に参加したくてたまらなかったこの作品にようやくクランクインすることができて、今は毎日現場に行くのが嬉しくて仕方ない日々を過ごしております。このチームは本当に明るくて器が大きく、『カムカムエヴリバディ』という作品の名前に相応しいくらい、みんな「おいでおいで」と太陽のような明るさを持ったチームです。撮影の初日から、2週間くらいご一緒しているような気持ちになってしまうほど、もうすでにファミリー感があります。そんな中で、安子としてのびのびとお芝居をさせていただいております。

今日の場所は「たちばな」のセットなのですが、美術や衣装も全部素晴らしくて、現場にいるだけで物語にスッと入れるような環境を作ってくださっています。本当に撮影が日々楽しいです。プレッシャーもありますが、安子らしく自由に生きることができたらなと思っています。

― 最初に台本を読んだ感想と、実際に演じてさらに魅力を感じた部分を教えてください。

上白石:「なんて素敵なんだ」と心から思いました。1シーン1シーン、セリフの一言一言が本当にあたたかくて、本当にこの作品に携われるのが幸せだな、と感じたのが最初の感想だったのですが、それは何度読んでも変わらないです。毎晩のように頭から最後まで読んでいるのですが、毎回「は〜素敵だ」と思います。そんなに愛を深められる脚本をいただけてすごく幸せです。

あたたかさに感動して、これをちゃんとお芝居に表さなきゃと思って現場に行くと、周りの皆さんが脚本をさらに深められたお芝居を目の前でしていらっしゃるので、それぞれが深めたものを現場で出し合って、言葉が生き生きと輝く瞬間を目の当たりにして、毎シーン撮り終わるのが惜しいくらい思い入れが強いです。早く皆さんにお届けしたい気持ちでいっぱいです。

◆上白石萌音、朝ドラ初出演 祖父母の“生きがい”になり喜び

― 朝ドラ初出演ですが、朝ドラに抱いていたイメージや、実際に撮影する中で気づいた新たな発見などがあれば教えてください。

上白石:朝ドラはもちろん憧れでした。きっとお芝居をしている人はみんな一度は憧れる場所だと思います。でも自分がヒロインをできるとは思っていなかったです。なので未だに我に返ると「すごいな」と思ったりします。これまでご一緒してきた俳優の先輩方に「萌音ちゃんはいつか朝ドラに出るよ」と言われ続けていて、「多分だけど、BK(NHK大阪局制作)で昭和だと思うよ」とそこまで言ってくださる方も結構いらっしゃって(笑)、私はおこがましいなと思いつつも密かな夢として抱いてきたので、すべて言い当てられてびっくりしています(笑)

撮影現場では、皆さんが本当に朝ドラというものをいかに愛していらっしゃるかをひしひし感じています。脚本も素晴らしいですし、それを最高のかたちで朝に届けようという熱意に私もすごく感動し、熱くなりながらやっています。お芝居がしやすい環境だな、というのが第一印象です。一番に心が動くことを考えてくださる、とても贅沢な現場です。

― 朝ドラを経験したことで、今後どういうふうに成長していたいか、また現段階で成長したと実感している部分はありますか?

上白石:今は本当に日々必死で、大丈夫かなと思いながら、監督のOKを信じて1シーン1シーンを重ねているところです。長い期間でひとりの女の子の人生を生きられるというのはなかなかない経験なので、藤本先生がくださる言葉を信じながら丁寧に演じていって、振り返った時に成長できていたらそれでいいかなと思います。必死に頑張ります。

― 朝ドラ初出演が決まった時の周りの反響はいかがでしたか?

上白石:みんな本当に喜んでくれました。特に祖父母は朝ドラが大好きで、「いつか出てほしいな」と言われていて、「生きがいができた」と言ってもらえてすごく嬉しかったです。反響はとても大きくて、発表された日は誕生日くらいメールが来ました(笑)。誕生日よりメールが来たかもしれないです(笑)。それくらい多くの皆さんが楽しみにしているドラマなんだと改めて感じました。

― 先程話していた「BKで昭和」と言い当てた方ともご連絡はとったのでしょうか。

上白石:はい。「ほらね」と言われました(笑)。当たっていたのが怖くて、ちょっとブルッと来ました(笑)。「すごく楽しみにしてる」と言ってくださいました。

― 安子を演じていて楽しいと感じる部分や、演じがいがあると感じる部分を教えてください。

上白石:安子は本当に愛情たっぷりに育てられたすごく幸せな女の子で、14歳から演じさせていただいているのですが、とにかくピュアです。自分の役についてこう言うのも変かもしれませんが、本当にかわいらしい人柄です。それを助長するのが岡山弁で、岡山弁は本当にやわらかくて、岡山の土地が持つやわらかさや大きさみたいなものが全部詰まった言葉で、岡山弁を話しているだけで安子に近づけるような気がしています。

和菓子が大好きで和菓子屋の看板娘なので、現場には常に和菓子があって、私も運が良ければおこぼれをいただけたりしているので(笑)、それをご褒美にしながら頑張っています。ここから安子は時代の波にもまれながら、いろいろなことを経験して、ひとりの人間として変わっていかなければならない局面を迎えることもあるのですが、今靖子が持っている純粋さやひたむきさはずっと持ち続けて、素敵に成長していけたらいいなと思っています。

― 上白石さんが好きな和菓子はありますか?

上白石:私は和菓子が大好きなんです。ケーキよりも和菓子が好きで、安子と同じくあんこが大好きです。一番はなかなか決められないですが、クランクインして少し経った頃に和菓子指導の先生が「これが『たちばな』の味です」とおはぎを出してくださって、それをいただいたら本当に美味しかったので、今のところトップはおはぎです。たちばなの名物でもありますし、ぜひ記者の皆さんにも食べていただきたかったのですが、リモートで難しいので残念です…。画面越しになりますが、楽しみにしていてください。

◆“上白石萌音と英語”「世界がうんと広がる」

― 上白石さんは英検2級を持っていて、NHKではBSプレミアム「ホーム・スイート東京」で英語で演技をしていましたが、今作では英語でラジオ講座に挑戦となります。大正・昭和は今ほど流暢に英語を話す人が多くない時代だったと思いますが、劇中での英語との関わり方や向き合い方をお聞かせください。

上白石:私はここ1年くらいNHKのラジオ英会話のテキストで翻訳をする連載をさせていただいているので、今回ラジオ英語講座を題材とした作品に出られることにすごくご縁があるなと感じました。安子は今の時点ではまだ英語と出会ったばかりで、一生懸命勉強しているところなのですが、私も英語を学習したての頃を思い出しました。「わからないけれど、この素敵な言葉を喋れるようになりたい」と思って、歌を覚えるみたいに、真似っこしながらやっていたなと初心を思い出しながら演じています。安子も英語が少しずつ上達していくので、その過程を丁寧に演じていけたらなと思います。

そして、大正・昭和くらいの頃からラジオ英語講座というものがあったことにまず驚きました。やっぱりどの時代も、学びたい気持ちや外と繋がりたいという気持ちはずっとあるものなんだなと感じました。今は新卒の人など英語を喋れることが当たり前のような時代になってきている中で、その原点を改めて知ることができるのはすごく楽しいなと思いました。この時代ならではの学び方を私も楽しみながら、皆さんが「英語を学習したい」と思うきっかけになったら嬉しいです。

― 安子はラジオ英語講座で未来を切り開いていきますが、上白石さん自身が、聴いたラジオで元気をもらった経験はありますか?

上白石:もともとラジオが好きでよく流しているのですが、この作品に入ってからよりラジオを聴くようになりました。私はお笑いが結構好きで、東京03さんがやっていらっしゃる番組がとても好きです(笑)。ラジオを聴いている時って、より周りが見えるようになる気がしていて、今は目を使って楽しむエンターテインメントが増えている中で、音だけの情報で笑ったり感じたりするというのはやっぱり貴重だなと思います。これを気に「ラジオを買いたいな」「ラジオアプリを開こうかな」と思う方が増えたら嬉しいです。

― 上白石さんが英語に興味を持ったきっかけや英語の好きなところを教えてください。

上白石:きっかけは2〜3歳くらいの物心ついた頃に、生まれ故郷で住んでいた家から歩いて5分もかからないところに英会話の先生が住んでいらして、その先生のおうちがすごく素敵で、外国人の方も出入りしていたり、同世代の子たちが英語を習いに行っていたりしていたので、そこが遊び場みたいになっていて、自分が英語を使っているという感覚がないまま、みんなで英語のゲームをしたりしていました。思い返せばそれが出発だったなと思います。

そこからはあまり英語にふれない人生だったのですが、小学3年生から5年生までの3年間メキシコに住んでいたことがあって、海外の文化にふれ、メキシコはスペイン語だったのですが現地の言葉で人と話をする楽しさや、文化が違っていても共通言語があれば分かり合える素晴らしさみたいなものを子供ながらに感じ、帰国してから本格的に英語を勉強し始めました。

勉強したての頃も今も思うのは、純粋に英語を喋っている時に「かっこいいな」「私、今英語喋ってる!」ということです(笑)。Rの発音をしている時に、いいなと思えて、響きや滑らかさを魅力的に感じました。ちょっと英語が話せるだけでも海外に行きやすくなったり、道に迷っている外国人の方に道を教えて仲良くなったり、世界がうんと広がるのを感じるので、喋れて損はないなと思いながら未だに日々勉強しています。

― 岡山にふれる機会が増えていると思いますが、岡山の印象や現場の雰囲気などをお聞かせください。

上白石:クランクインする2日前くらいに岡山に行って、岡山には初めて訪れたのですが、不思議とそんな気がしないくらい知っている街みたいな感じがしました。時間の速度や空気感がちょっと地元に似ているなと感じましたし、台本で岡山の地名や川、岡山城がたくさん出てくるので、それを読んでいたからかすごくすべてがしっくりきたというか、答え合わせができたような気がしました。ここで生まれ育ったから安子はあぁいう子に育ったんだな、と。劇中に出てくる曲やセリフを思い浮かべながら街を歩いた時に、安子がすとんと入ってきたので、やっぱりその子が生まれ育った場所に行くことはすごく大事なことだなと感じました。

そしてその岡山で感じた空気が、京都にあるセットでもすごく流れているのを日々感じています。それは岡山編に出演する皆さんの影響もあると思います。甲本雅裕さんは岡山出身なので、普段から積極的に岡山弁を使ってくださって、みんなも語尾に「じゃ」とかをつけながら話したりしているんです。あと呼び名も(イントネーションが)「や↑す↓こ↓」じゃなくて、「や→す↑こ↓」なんですよ。なのでそれだけで岡山を感じられますし、あたたかく幸せな空気の中で撮影しています。これからロケにも伺う予定なので、すごく楽しみです。

◆上白石萌音「朝ドラに朝を変えてもらった」変化を実感

― 朝ドラは長丁場で他の作品と違うところもあるかと思うのですが、体調管理など心がけていることはありますか?

上白石:ストレスを溜めないことですかね(笑)。「眠い」とか「疲れた」とか、言っていこうかなと思っています(笑)。こういうご時世なので外食はなかなかできないもどかしさはあるのですが、京都には美味しいものがたくさんあるので、良いお野菜を買って、良いお肉を買って、ちゃんと食べて、お風呂にしっかり浸かって、基本的な生活をちゃんとしたいなと思っています。

朝ドラを撮るようになってから、朝をすごく大事にしたいなという思いが強くなりました。私はもともと朝が弱くて早起きが苦手なのですが(笑)、朝ドラを届けるんだったら、私も良い朝を過ごさなきゃという思いが芽生え、朝はシャキッと起きて、しっかり朝ごはんを食べて現場に行くということを大事にしています。

― これまではあまり朝食をとらないこともあったのでしょうか。

上白石:起きて「うわ〜!」と急いで家を出ることもあったのですが(笑)、今はちゃんと食べています。朝ドラに朝を変えてもらいました。朝ごはんは大事です!

◆上白石萌音、深津絵里&川栄李奈へ繋ぐバトン

― 今回朝ドラとしては初の試みとなる“3人のヒロイン”です。この後、深津さん、川栄さんも出演しますが、どんなかたちでバトンを渡したいですか?

上白石:そのことを考えると背筋が伸びます(笑)。親子三世代の物語でもあるので、役柄としても通じるところがあると思うし、安子が発した言葉がるいさんに繋がっていくこともあると思うので、とにかくひとつひとつ丁寧にベストを尽くすことかなと思っています。

でも、現場の雰囲気はクランクインする前から無条件に良いので、「こういうふうにあたためて渡さなきゃ」みたいなプレッシャーはまったくないです。とにかく大事に安子を生き切ることが、良いバトンパスに繋がると信じています。娘にバトンを渡すという意味でもすごくあたたかいなと思うので、これから安子も子供を産んで子育てをしますが、愛情いっぱいに育てたいなと思います。

― ありがとうございました。

堀之内氏から「安子は幼馴染から“あんこ”と親しまれ、優しくて純粋で、端正で素朴な役柄。その役と真摯に向き合って演じられていて、みんなが笑顔になれる、本当に和菓子のような存在。安子といったら萌音さんしか考えられなくらい世界を生きていただいています」と絶賛を受けた上白石は、「和菓子です!あんこです」とあたたかな笑みで和ませていた。(modelpress編集部)

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