夏木マリ『里見八犬伝』ラストの衝撃シーン語る 「CG無し一日中セットに張り付け」の過酷

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2021年04月17日 13:31  Techinsight Japan

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CGが無い時代、演者として過酷な撮影を振り返った夏木マリ
歌手で女優の夏木マリ(68)が、15日放送の『やすとものいたって真剣です』(朝日放送テレビ)にゲスト出演した。関西のバラエティ番組には滅多に出演しないが、「お会いしたい人の番組には出るの」との彼女の言葉に大喜びする海原やすよ・ともこ。2人にとって夏木は憧れの存在であり、ぜひ会ってみたいと熱望していたからだ。

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夏木マリ名義では今年で芸歴48年になるが、21歳の時に『絹の靴下』がスマッシュヒットしたものの以降は全く売れず、20代の8年間は全国のキャバレーをドサ回りしていた。しかし30代を前に「この生活に終止符を打ちたい」と当時の所属事務所を辞め、それまで毛嫌いしていた芝居の世界に興味を示すようになる。

海原やすよ・ともこは、映画『里見八犬伝』(1983年)に出演した夏木の役柄があまりにも強烈で忘れられないという。深作欣二監督の『里見八犬伝』は、曲亭馬琴の名作『南総里見八犬伝』をベースにしたアクション時代劇。主演は薬師丸ひろ子(静姫)と真田広之(大江親兵衛)が務め、夏木は悪霊に仕え不死身の妖怪となった玉梓役を演じ、そのすごみと妖艶さが大いに話題となった。

玉梓は最後、静姫が放った矢に射抜かれて滅びる。矢が刺さったままミイラとなり最後は骨となるのだが、その過程の映像はCGを使用していない。「CGが無い時代なので一日中、京都の東映のセットに張り付けになってた」と当時を振り返り、トイレに行きたいとお願いしてもなかなか行かせてもらえなかったと夏木は笑う。「コンプライアンスも何も、あの時代無いですからね」と今だからこそ笑い話にできるが、少しずつ姿が変わっていくように撮影するのは演者が本当に大変だったらしい。

芝居の仕事を受けるか否かの判断基準は、台本を見てキャストに嫌いな人がいると内容が良くてもギャラが良くても断るという。何週間も一緒にいるのは、負のオーラの影響を受けそうで嫌だと話す。そんな夏木マリが思い出深い映画だという『里見八犬伝』、ともこ(49)は「あれはホンマに見た方が良いよ」と視聴者にも勧めていた。

画像2枚目は『mari natsuki 2021年4月15日付Instagram「#やすとものいたって真剣です」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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