本当は言いたいのに、言えないネタを持ってる芸能記者さん、集まれ! 芸能ニュースの摩訶不思議なお話からウソか真かわからないお話まで、記者さんたちにいろいろ暴露させちゃった☆
A……スポーツ紙記者 アイドルから演歌歌手まで、芸能一筋20年超の芸能記者
B……週刊誌デスク 日中はラジオでタレントの発言をチェック、夜は繁華街に繰り出し情報収集を行う事情通
C……WEBサイト記者 通常ニュースから怪しいBBSまで日参、膨大な資料を作り続ける若手記者
業界人が今最も注目する「マリエ騒動」
A 世間以上に、業界関係者が気にしているのが、マリエの“枕営業告発騒動”ですね。もう説明するまでもないほど、ネット上で拡散されていますが。
C ざっくり振り返っておくと、マリエが深夜のインスタライブで、過去に島田紳助から枕営業に誘われたことを暴露。出川哲朗ややるせなすもそれを後押しし、所属事務所のマネジャーも守ってくれなかった、という。
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B 当初はネット上で、「勇気ある告発を応援しよう!」という空気が高まっていたけれど、その後、マリエからこれ以上の情報発信がなかったことから、すっかり騒動は下火になってるね。
A しかし、個人的に、今年最も周囲から「この件はどうなってるの?」と聞かれた騒動です。
B どうなるかはマリエ次第なんだろうけど……。
C 僕は「なぜテレビで全然取り上げられないの?」と散々聞かれました。
B そりゃ、マリエも含めて、名前が挙がったタレントの所属事務所は「触れないで」って思ってるからね。
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A マリエ所属(※現在は業務提携)の「レプロエンタテインメント」は、最初こそマスコミに対し、「ウチはもう関係ありません」とでも言わんばかりのスタンスでしたが、途中から「紳助さんや出川さんの名前は出さないで」と、注文を出してくるようになっていきました。
B レプロは速攻でマリエを切るかと思ったんだけど、それはしないみたいだね。
C あの配信は、当時のマネジャーに対する告発も含まれていました。そう考えると、マリエはレプロをも攻撃したことになりますが……。
A なのに契約は継続。本人からの情報発信がなくなったということで、事務所的には「もうカタがついた」ということなのでしょうか。
C このモヤッとした幕引きにより、かえって関心を強くしたマスコミ関係者は多いと思いますよ。
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B ちょっといい? 少し前、「週刊文春」(文藝春秋)に田中みな実の記事が出たんだけど、内容がニュースサイト「NEWSポストセブン」で以前に配信されたものとほぼ同じだったっていう、珍事があった。
A あぁ、田中のマネジャーがコロコロ替わるため「マネージャークラッシャー」と呼ばれている、という記事ですよね(笑)。
B もともと所属していた「テイクオフ」では、確かに田中のわがままでマネジャーがしょっちゅう替わってたそうだけど、昨年移籍した「フラーム」のマネジャーが退社した理由は、どうなんだろう? イチャモンだと思うんだけど。
C 「文春」の記事だけを読むと、いかにも田中のわがままで、新事務所のマネジャーも退社に追い込まれてしまった……くらいの印象を受けますが。
B でもって、その後、ある芸能レポーターがテレビでこの件を取り上げた上に、田中の過去について、結構踏み込んだ内容を“暴露”していた。どうもこの流れは、田中をよく思わない“業界の重鎮”の思惑があるらしいんだよ。
A というと?
B その人物は過去、田中に不義理を働かれて、その意趣返しにメディアを通じて攻撃しているのでは……って話で。
C その人は“芸能界のドン”的な?
B うーん、また別の業界の“ドン”かな(笑)。
A ああ、わかりました(笑)。
B その“ドン”は、田中の事務所移籍にも多少絡んでいたらしい。でも田中が全然思った通りに動いてくれないから、復讐のために暗躍しているんじゃないかと思ってる。
C それって、田中からすれば、結構ピンチなんじゃないですか?
A 業界的にはそう感じるけど、田中はその手の圧力に屈しないはず。もともとフリー転身後はしばらくパッとしなかったのに、大ブレークを果たせたわけだし、この逆境もなんとかはねのけた上で、さらに羽ばたいてくれるんじゃないかと、個人的には期待しています。
C 芸能界も緊急事態宣言の発令により、自粛ムードとなっています。
B ウチら芸能マスコミだと、やっぱりスポーツ紙への影響が一番大きいかな?
A イベントや記者会見が軒並み「配信」になっているので、紙面づくりに影響が出ていますよ。各芸能事務所に電話して「今ならどんなタレントでも大きく扱いますよ!」みたいに、逆営業をかけたりしてます(笑)。
C 逆にウェブメディアだと、そこまで影響はないのかもしれません。ニュースがないならないで、SNSやテレビでの発言を伝える記事を増やせばいいだけだし、数字的に、そこまで悪影響が出ているってわけでもない。
B 週刊誌だと、取材活動への影響が大きいよね。ウチ、“一部飲食店”の領収書は、経費で落ちなくなったし。
A それって「接待を伴う飲食店」ってことですよね。当たり前じゃないですか(笑)。
B そこで悪事を働く政治家だっているのにさ。でも一応、事前に申請していればOKってことにはなってる。
C でも、昨年と比べると、自粛破りをしてた著名人の話題は、かなり減った気がします。彼らも控えてるってことなんですかね。
B それもあると思うけど、我々としても「報じるべきか否か」について、思うところがあるわけで。でも遊んでるヤツは遊んでるよ。■■の●●とか……。
A 西麻布〜六本木界隈で、いつも名前が出る人(笑)。
B でもさ、●●は別に「みんな自粛しよう!」って公に言ってるわけじゃないじゃん。世間に向けて、自粛を訴えていない著名人を、我々が取り締まるように「自粛破り」と記事にするのはどうなんだろう。
A その著名人のイメージや好感度なんかも、批判されるかスルーされるかに、大きく影響しますしね。石田純一は散々バッシングされていたけど、緊急事態宣言下、午後8時以降に“闇営業”していた焼肉店で食事していた橋本環奈は、ほとんど批判されないという。
C 一方で、年末年始は必ず地元で過ごす大物女優・Kが、世間の目を引かないように、あえて都内で緊急事態宣言が発令されていた1月に帰省をスライドさせた、なんて話も聞きました。
A その現場を押さえたとして、果たして記事にするか否か……。非常に難しいところですね。