ビジャレアルのスペイン代表DFパウ・トーレスが、クラブ史上初のヨーロッパリーグ(EL)決勝進出を決めたアーセナル戦を終えてコメントした。6日、スペイン紙『アス』が報じている。
アーセナルとのホームでのファーストレグを、2−1とリードして終えたビジャレアル。6日に敵地に乗り込んだセカンドレグでは、攻勢をかけるアーセナルをうまく抑え込みつつ、攻撃時には決定機も作るなど試合をコントロールすることに成功。最後まで得点を許さずスコアレスドローで終え、クラブ史上初のEL決勝進出を達成、そして初となるメジャータイトルの獲得に向けて王手をかけた。
この試合でセンターバックとしてフル出場し、ビジャレアルの安定した守備を支えたP・トーレスは、感極まった姿を見せた試合後、その喜びを次にように語っている。
「この涙は感動の涙だ。ビジャレアルは長い間、(決勝戦の)扉の前にとどまっていたけど、僕のこの街は決勝進出に値すると思う。クラブの会長が何よりそうだし、今季のメンバー全員、そして昨季のメンバーもそうだ。なぜなら、彼らがいなければ僕らはここにはいなかったからね」
「今はこのことを喜びたいけど、これから決勝に向けてしっかりと準備をしたい。決勝にたどり着くことは歴史的だけど、ここで止まりたくはない。僕らは決勝に来るだけでなく、本当の歴史が作りたいんだよ」
「とても危険なスコアだったね。僕らは0−0で決勝へ進出することは避けたかった。なぜなら最後はとても苦しむことになったからね。彼らはチャンスを作ったけど、僕らにもチャンスが訪れた。でも監督の言うとおり、決勝へ行くには苦しまなければいけなかった」
また、5月29日にマンチェスター・Uと対戦する決勝についてはこのように語っている。
「僕らはまた別の偉大なチームと対戦することになる。でも、僕らは限界を作りたくない。どんなチームであろうと僕らは競争できるはずだ」