細田守監督作品「バケモノの子」が劇団四季でミュージカル化、2022年4月開幕

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2021年06月08日 04:01  コミックナタリー

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「劇団四季オリジナルミュージカル『バケモノの子』」ティザービジュアル
細田守監督作品「バケモノの子」が、劇団四季によりミュージカル化。2022年4月より東京・JR東日本四季劇場[秋]で上演される。

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2015年に劇場公開された「バケモノの子」は、スタジオ地図による長編アニメーション映画。バケモノたちが住む異世界と東京・渋谷を舞台に、バケモノの熊徹と異世界に迷い込んだ少年を描く冒険物語で、第39回日本アカデミー賞では最優秀アニメーション作品賞を受賞した。スタジオ地図作品のミュージカル化は初となり、細田は「来年の春から上演されると伺い、どのような作品になるか私も楽しみにしております」とコメントを寄せた。

「劇団四季オリジナルミュージカル『バケモノの子』」では、脚本・歌詞を高橋知伽江、演出を青木豪が担当。多種多彩なバケモノや祝祭感溢れる異世界、迫力のある戦闘シーンなどを表現するため、特殊メイクやパペットなどあらゆるクリエイティブ要素が用いられる。なお劇団四季では「バケモノの子」の上演に先立ち、主人公・蓮(九太)、猪王山の息子・一郎彦、二郎丸の少年時代を演じる子役を募集している。詳細は公式サイトにて確認を。

■ 細田守コメント
私たちスタジオ地図のアニメーション映画作品「バケモノの子」が、劇団四季の皆さんによってミュージカル化されることになり、大変光栄に思っています。来年の春から上演されると伺い、どのような作品になるか私も楽しみにしております。ぜひ多くの皆様にご覧いただけますと幸いです。

■ 青木豪(演出)コメント
未曾有の危機的状況に毎日ヒリヒリとしながらも、五十代の私は「バケモノの子」という作品に巡り 合えたことに奇跡を感じています。この物語には、他人が産んだ子どもを育て、そこに愛を覚え、生き 物の宿命として親の世代は先に死ぬ、というテーマがあるからです。
海外で生まれたミュージカルというジャンルを劇団四季が愛をもって日本で育て、ある時期の四季 作品を見て育った私が、この物語を今、世に放つ。
生きとし生けるもの、死ぬのが宿命であるならば、「人生は生きるに値する」と思える瞬間とは、次世代にバトンを渡す時だと思うのです。次を育てる世代、次に育つ世代のすべての人々に、この作品が愛されることを願って、四季オリジナルミュージカル『バケモノの子』を育てていきたいと思います。

■ 吉田智誉樹(劇団四季代表取締役社長)コメント
スタジオ地図作品として大ヒットを記録したというこの超大作の舞台化に挑戦できることを大変光 栄に思います。本作が伝えるのは、大切な人と共に強く生きていくことの素晴らしさです。これは、創 立以来四季作品に受け継がれる「人生の感動」「生きる喜び」というテーマにも通じると言えます。
今回、脚本・歌詞はこれまでも数々の四季作品にご参加頂いている高橋知伽江さん、演出は『恋にお ちたシェイクスピア』でご一緒した青木豪さんに再びお願いしました。その他、心強いクリエイターの 方々と共に、四季の経験知を結集して創作に励んで参ります。
近年、オリジナル作品創作に力を入れている中、今回は国産ミュージカルとして最大級の長期公演 に挑みます。四季の創作活動においてひとつの到達点とも言える作品になることでしょう。どうぞご 期待ください。

■ 「劇団四季オリジナルミュージカル『バケモノの子』」
期間:2022年4月30日(土)開幕
会場:東京都 JR東日本四季劇場[秋]

このニュースに関するつぶやき

  • バケモノの子は面白かったし好きな作品だけど、映画じゃなくて1クール12話くらいでじっくりやった方が良かったかもなぁ。と、思う(劇団四季関係ない)
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