MotoGP第8戦ドイツGP:M.マルケス、復活の優勝。オリベイラの猛追を振り切り、1年半ぶりに表彰台の頂点に立つ

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2021年06月20日 22:01  AUTOSPORT web

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写真2021年MotoGP第8戦ドイツGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が優勝を飾る
2021年MotoGP第8戦ドイツGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が優勝を飾る
 MotoGP第8戦ドイツGPの決勝レースがザクセンリンクで行われ、MotoGPクラスはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が優勝を果たした。復帰後初、約1年半ぶりの勝利となった。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は13位でレースを終えた。
 
 決勝レースのスターティンググリッドは、予選後に変更が発生した。エネア・バスティアニーニ(アビンティア・エスポンソラーマ)のQ1におけるスロー走行に対してペナルティが科され、3グリッド降格となった。バスティアニーニは15番手のタイムを記録していたが、このペナルティにより18番グリッドとなり、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)のグリッドがひとつずつ繰り上がっている。
 
 決勝レースは気温29度、路面温度39度のドライコンディション。空には雲が広がり、この週末の同じ時間帯としては低めの路面温度となった。
 
 好スタートを切ったのはフロントロウの面々やマルク・マルケスだったが、ホールショットを奪ったのは3番グリッドスタートのアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)。2番手にはマルク・マルケス、3番手にはヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)がつけ、少し離れてファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)などが追う展開。
 
 先頭をキープしていたアレイシ・エスパルガロだったが、最終コーナーでマルク・マルケスがブレーキングでアレイシ・エスパルガロのインを抑え、オーバーテイク。マルク・マルケスがトップに浮上した。2周目、アレイシ・エスパルガロが12コーナーでマルク・マルケスに仕掛けるも、マルク・マルケスが続く最終コーナーでトップを奪還する。
 
 ザクセンリンクは左回りのサーキットで、左コーナーが10あるのに対し、右コーナーが3つしかなく、右腕の回復途中であるマルク・マルケスにとっては身体的な負荷が比較的少ないと言及していた。ただ、ザクセンリンクは4kmにも満たない短いサーキットで、30周の長丁場でもある。
 
 5周目を終えて、トップは依然としてマルク・マルケス。2番手はアレイシ・エスパルガロ、3番手にはザルコが続く。4番手はミラー、そして5番手にはミゲール・オリベイラ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が浮上、クアルタラロは6番手に後退した。さらに、13番グリッドスタートのブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が7番手にポジションを上げていた。
 
 8周目にはミラーがザルコを交わして3番手に浮上。さらに9周目、雨が落ちてきたことを知らせるレッドクロスのフラッグが振られて、ホワイトフラッグが提示され、バイクの乗り換えが可能となった。
 
 そうする間にミラーがアレイシ・エスパルガロを交わして2番手に浮上。さらにオリベイラもアレイシ・エスパルガロをオーバーテイクし、3番手に浮上する。マルク・マルケスはこのとき、2番手のミラーに対し、1.7秒以上の差を築いていた。
 
 11周目、オリベイラがミラーをとらえた。2番手がオリベイラ、3番手はミラー。その後方には4番手のアレイシ・エスパルガロ、5番手のクアルタラロと、6番手に後退したザルコ、7番手のビンダーが続く。

 2番手のオリベイラは、13周目にファステストラップを叩き出してマルク・マルケスを追っていた。その差は約2秒。そして、トップのマルク・マルケスとミゲール・オリベイラのレース中盤のラップタイムはほとんど同等という状況だった。
 
 3番手のミラーはオリベイラについていくことができず遅れ始め、ミラーの背には4番手に浮上したクアルタラロが迫る。クアルタラロは17周目にミラーをオーバーテイクすると、3番手に浮上した。
 
 残り10周、トップはマルク・マルケスだったが、次第に2番手のオリベイラとの差が縮まっていた。一時、2秒あった差は1.5秒を切るほどになる。しかし、その差はコンスタントには詰まらない。マルク・マルケスは、1秒のマージンをキープしながらレースは残り5周を迎えた。
 
 すでにこの時点で25周を終えていたが、マルク・マルケスはペースを維持していた。オリベイラは次第にラップタイムをコントロールし始めたのか、残り3周には差は広がっていった。マルク・マルケスは独走で、最終ラップに先頭で入っていく。
 
 マルク・マルケスはチェッカーフラッグをトップで受けた。チェッカーを受ける瞬間、ぐっと頭を垂れるマルク・マルケス。復帰後初、2019年シーズン最終戦バレンシアGP以来の優勝だ。さらに、ドイツGPでの優勝回数を11に伸ばした。マルク・マルケスが、王者マルク・マルケスとして戻ってきた瞬間だった。
 
 そして2位でフィニッシュしたのはオリベイラ。好ペースでマルク・マルケスを猛追したが、追い付くにはいたらなかった。しかし、3戦連続の表彰台を獲得している。3位はクアルタラロで、一時後退したが、ポジションを回復して表彰台に立った。
 
 そして、13番手グリッドから見事な追い上げを見せたのが、ビンダー。4位でのフィニッシュだった。5位にはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、6位はミラーで、フロントロウからスタートし、一時はトップを走ったアレイシ・エスパルガロは7位だった。
 
 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はホンダ勢の中で唯一、フロントにミディアムタイヤ、リヤにソフトを履いた。全ライダーとしてもリヤにソフトを選んだのは中上のみだった。しかし、序盤からポジションが上がらず、13位でレースを終えた。

このニュースに関するつぶやき

  • マルケス復活Vおめでとう!!先に記事のタイトルで結果がわかってしまったけど、録画観ながら感動しちゃいました! https://mixi.at/aa0cCcP
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  • 一年間、ある意味、混乱があったけど、これでまた、マルケスとホンダの天下になるんかな。スズキ、ヤマハも頑張れ。
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