F1アブダビGPを開催するヤス・マリーナ・サーキット、オーバーテイク増加を目指しレイアウト変更を計画

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2021年06月23日 07:10  AUTOSPORT web

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2020年F1第17戦アブダビGP スタートシーン
F1アブダビGPのプロモーターは今年の夏、レースでのオーバーテイクの機会を増やすためにヤス・マリーナ・サーキットにいくつかの変更を加えることを発表した。

 アラブ首長国連邦のヤス・マリーナ・サーキットは、常々アクションの少なさについて批判されてきた。そしてアクションの欠如は、同会場が過去にはチャンピオンシップの決着の場であったという事実によってより重大なものになっている。

 そのためサーキットは、最も遅い2カ所のコーナーを中心とした一連の変更を加える計画を考案した。

「我々はサーキットでのレースの改善について検討してきた」とアブダビモータースポーツマネジメントのCEOであるサイフ・アル・ノアイミは語った。

「観客、ファン、ドライバー、F1、FIAからの意見を聞き、今年のトラックレイアウトにいくつかのエキサイティングな変更を加えるために取り組んでいる」

「今年のアブダビGPに間に合うように、夏の間にサーキットにいくつかの改修を行う予定だ」

 サーキットの変更の詳細については、今後数週間のうちに公開される予定だ。変更には2カ所の特定のエリアが含まれる。ヘアピンで終わるターン5、6、7は、バックストレートにつながるシングルショートコーナーになると予想されている。さらにターン11、12、13、14を含む現在の複合コーナーも、わずかに傾斜のあるシングルの左コーナーに置き換えられる。

「最終的な目的はホイール・トゥ・ホイールのレースの機会を増やすことにある」とアル・ノアイミは述べた。

「我々は現在のマシンのルールを踏まえたうえで、より多くのオーバーテイクの機会をつくり、全体的により流れの速いレースサーキットにしたいと考えている」

「そういうわけで、我々はオーバーテイクやアクションが見られるのを楽しみにしている。そして最後にここでチャンピオンシップの決着がつくことを願っている」

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